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八雲くんと夏目くん その8。

八雲くんと夏目くん その8。



八雲  「キャラ作りで身近な人間を参考にするのもいいと思うんだ」


夏目くん「確かに」


八雲  「でもさー主人公になりそうなヤツってなかなかいないもんだよな」


夏目くん「どんな主人公を書きたいんだよ」


八雲  「そりゃあ主人公だし、やっぱカッコいいのがいいな。で、冷静で口数も多くなくて、でも喋ると言ってることは的確で、でも本人はそれが普通で、なんでもサラッと物事をこなしちゃうようなヤツなんて、そういるもんじゃないだろ?」


夏目くん「そうか」


八雲  「そうそう。いないいな……、」


夏目くん「……」


八雲  「……」


夏目くん「……」


八雲  「……」


夏目くん「なんだよ?」


八雲  「おまえなんかキライだ」


夏目くん「あ?」



身近にいたようです。


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