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八雲くんと夏目くん その5。

八雲くんと夏目くん その5。



八雲  「異世界に転生して活躍する主人公の話とかどうだろう?」


夏目くん「前に前世の記憶がどうとか言っていたのとは、また違うのか」


八雲  「転生でもあれは現実! こっちは異世界! 平凡だった主人公が現実世界でうっかり事故にあって死んじゃうんだよ。で、目が覚めたらそこは異世界だった! 衝撃的だろ!?」


夏目くん「俺としてはうっかり死ぬほうがよっぽど衝撃的なんだが」


八雲  「そこのとこは最後ちゃんと回収するから心配するな!」


夏目くん「ほう?」


八雲  「剣と魔法の世界に転生した主人公は冒険を通してどんどん強くなっていくんだ」


夏目くん「それで?」


八雲  「最終的にはその世界の魔王と対決して勝つ!でも話はそこで終わらない!主人公がいた世界は実は―――」


夏目くん「夢の世界だった、とかはナシな」


八雲  「!!」


夏目くん「やっぱりな。だいたい目が覚めたら異世界って、幼少期すっ飛ばしてそいつが死んだ年齢から話がスタートするんだろ?それって転生になるのか?」


八雲  「て、転生と見せかけた異世界話だよ!」


夏目くん「そうしたいのはわかったが、オチがお粗末すぎるだろ。夢オチってギャグかよ」


八雲  「だって! 本当に死んじゃうなんて可哀相じゃないか!」


夏目くん「おまえってヤツはよ……」



八雲くんは優しい子です。


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