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八雲くんと夏目くん その3。

八雲くんと夏目くん その3。



八雲  「ちょっとかっこいい台詞浮かんだ!」


夏目くん「どんな?」


八雲  「『俺には前世から植えつけられた使命がある。それを遂行するためだけに、俺は今ここに存在する。おまえに俺の気持ちがわかるか?生まれた時から抗うことの許されない宿命を背負っている、俺の気持ちが!』」


夏目くん「こころの病院に行けばいいと思う」


八雲  「そうじゃなくて! ファンタジーだよ! 使命を背負わされて苦しんでるんだよ! まだ先もあるんだからな! 『拒もうとすると頭の中で何度も何度も変な声が聞こえてくる。「使命を果たせ」と。気が狂いそうになる!もううんざりだ!俺はどうしたらいいんだ!!』」


夏目くん「あたまの病院に行けばいいと思う」


八雲  「夏目バカ! おまえファンタジーを全然わかってない!」


夏目くん「おまえはいつもそんな台詞を考えてるのか」


八雲  「まあ、なんか思いついたらメモったり覚えておいたりするよ」


夏目くん「なるほど。おまえの深層心理から出てきているものってことか」


八雲  「え? どういうこと?」


夏目くん「だって、その台詞はおまえが思いついたものなんだろ?ということは日常からおまえはそういう世界に自分を投影しているということになる」


八雲  「やめてよ! 俺、こんなイタいキャラじゃないよ!」


夏目くん「イタいキャラという自覚はあるんだな」



あるんです。



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