夜
夜。
「なぁ。黒崎さんの胸どんな感じだった。」
佐奈蕗がそんなことを聞いてきた。佐奈蕗は結構エロい人だ。ちょっとそういう方面で有名かな・・・。
「胸ってなぁ。何聞いてるんだよ。」
「あったかないかだけでいいから。」
「・・・少しはあったと思うなぁ・・・。」
「やわらかかった。」
「・・・お前暴走しすぎだ。」
「えー。気にならない。黒崎さんの胸。まだこれからだけど、すっごく小さいじゃん。薄着でないと分かんないじゃん。」
「・・・。」
「お前さぁ。そんなこと言ってるから、黒崎さんを振り向かせられないんだぞ。」
篠原がそう言って、始めて、薗田さんが言っていた人が一人分かった。すごく驚いた。この事実に。
「だって。触りたいとか男としてふつうだろ。」
「いや、そっちはふつうだったとして、鳥峨家みたいな正攻法で行けないのかってこと。お前さぁ、黒崎さんを鳥峨家の背中に乗せるに乗じて、スカートの中でも覗くつもりだったんだろ。」
「それはばっちりだったよ。黒崎さんのパンツ白だったぜ。」
「・・・。」
「おま・・・。」
「まぁ、物は試しだな。鳥峨家と俺。どっちが好きか黒崎さんにじかに聞いてみようぜ。」
「やめてくれ。」
黒崎さんの心中は知りたいけど、そういうことはしてくれるな。結局、小学校の時はこれ以外に黒崎さんとノナ化が進展するようなことは起きなかった。まさか、高校になってああいう展開が待っているということも予想はしていなかったけど、このときから黒崎さんは僕に興味があったのかもしれない。そこはまた日も改めて。みんなに内緒で聞いてみたい。
以上。短期集中連載終了です。鳥峨家たちが絡む話は5年生の時がメインですので、6年生の時やこれ以前の話はありません。ご了承くださいませ。