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LOVE AK  作者: 鳥峨家大希
5/9

まさかの

 夏休み前から本格的に話が進んでいる林間学校。その時の班編成の時間なのであるが、

鳥峨家(とりがや)。俺たちと一緒の班にならない。」

話しかけてきたのはクラスの佐奈蕗(さなぶき)だ。

「えっ。いいよ。」

「あと4人どうしよう。」

「・・・。」

もしかしたら・・・。でも、そんなことないよなぁ・・・。ちょっと残念だけど。そのあと同じくクラスの篠原(しのはる)も加わったのだが、これでもまだ3人足りない。32人クラスなので、6人の班と7人の班ができる。

佐奈蕗(さなぶき)。そこってあと何人足りないの。」

そう聞いたのはクラスの早瀬(はやせ)さん。ていうか、クラスの人っていう必要はないか。クラス内でしか班を組んでいないのだし。

「あと3人足りない。」

「あっ。じゃあ、ここに入っちゃえば決まるじゃん。」

そう言って、早瀬(はやせ)さんは強引気味に僕たちの班になることになった。そのメンツを見て正直びっくりした。早瀬(はやせ)さん、薗田(そのだ)さん、黒崎(くろさき)さん。えっ。まさかの。まさかの一緒の班になっちゃったよ。どうすればいいのとも言ってられないけど、本当にどうすればいいの。クラスメイトとしてふつうに接すればいいんだよね。自問自答して、黒崎(くろさき)さんとはとりあえずふつうに接することにする。

「で、誰がこの班の班長になるの。」

「まぁ、決まってるようなもんだよねぇ。」

早瀬(はやせ)さんと薗田(そのだ)さんは声をそろえて、黒崎(くろさき)さんを見た。

「嫌だよ。ていうか、あんたらそのためだけにあたしを入れたでしょ。」

「エヘへ。」

「エヘへじゃない。はぁ・・・。まぁ、だいたいそう言う算段だとは思ってたけど、仕方ないわね。班長はいいとして、副班はどうするわけ。誰がするの。」

「・・・。」

今度は男子が目を合わせる。こう言うことは正直やりたくないのだけど・・・。でも、班長はなんか黒崎(くろさき)さんに押し付けてしまった感がマックスだから、副班は僕がやろうかと思った瞬間に篠原(しのはる)が手を挙げて、結局ただの班員ということになってしまった。

 そして、学年で林間学校に行ったのだが、まさか、あんなことになるなんて想像もできなかった。


うわぁ。どこにでもあるストーリー・・・。かぁ・・・。

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