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キライ姫  作者: たまねぎ
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アタイの土下座は世界で一番美しい

腹が立ち過ぎて昨日は眠れなかったといいたい所だが、“腹立ち紛れに”夕飯を普段より沢山食べて、“怒りを鎮める為に”昨夜だけはダイエットを忘れて食後のデザートをタップリ食べて、ベッドの中でリリスに“早く返さなきゃいけないから”借りた本の続きを読んだらグッスリとよく眠れて爽やかな目覚めだった。


まあいいか。


あの後ギャアギャア抗議したが不自然なまでにニコニコしたままのクールべにスルーされた。


まさか何かジーニアスを諦めせる作戦でも企んでいるんだろうか?


まあどちらにしても私は絶対にジーニアスの嫁になんかなんないけどね。


いざとなったら国外逃亡でも何でもしてやる!


どうせならマティスと駆け落ちとかが良いな…。


しかしそれは連載の打ち切りが決まった○○みたいに無茶なスピードでストーリーを進行させなきゃいけない。


一服盛って既成事実つくったとして、その後の(葛藤)だの(すれ違い)だの外せないキーワードを押さえつつ、早回しでハッピーエンドまでもって行くには私の女子力が足りない。


…どうする?


城の女子共に召集を掛けて協力を仰ぐか?


見返りは、先日盗み出したイバネス国騎士団の団員名簿(入団5年以内・要するに若手、身上書付き・要するに懐具合がわかる)でOKだな。



婚活女子共がピラニアみたいに食いついて来るだろう。


そんな事をつらつらと考えている内に試合開始の時間が近づいてきた。

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