8話&9話&10話
. △アルル(クロマキャラ) △リオン(クロマキャラ)
. ▽ミンタ
************
<>果たして。。。
2人が待っている女性とは
いったいどんな女性なんでしょうかww
願わくば、仲良くなってくれることを祈ります<>
*************
一陣の 甘い香りを含んだ 南風が吹きぬける。
風を司る竜の アルル君と リオン君。
この風に気付かないわけがない。
リオン
アルル 同時 『おっ!!』
演奏を中断して顔を見合わせる2人。
アルル 『今、何か感じたよな???』
リオン 『んだ♪。来ているのかもね、こっちに(笑)』
『アルルの羽根も、彼女にあげたしww』
アルル 『なっ、なんだってぇ?????』
『もしかして、あの時のか........』
リオン 『もちろん♪』
『まっでも、気付いてくれたがどうかは
わかんないんだけどにゃ♪』
アルル 『うーん、理解できん(微笑)』
言葉とは裏腹に
何かを納得した様子のアルル君と
してやったりと、得意気なリオン君。
アルル君に色々と突っ込まれて、説明をしているリオン君。
楽しげな会話がしばらく続いていた。
更に何かを感じた2人は、
歌いの木の下に腰を下ろす。
ふと、海のほうに目をやる.....すると。
1つの大きな影が、真っ直ぐ近づいているのが見えた。
*********
海上----
ミンタ 心の声
『何かしら.......このドキドキって.....♪』
『アルルさんと 緑の方。。。。』
『ちゃんとお礼が出来るかしらっ.....』
『ミンタ、負けないもん♪♪』
海上から歌いの木の下を目指しているミンタさん。
風もどことなく、穏やかに吹いている。
・・・・・・・そして、ミンタさんの目にも
2人の姿がはっきり見えた。
岬の2人、立ち上がってミンタを迎える。
お互い、再会に喜んでいる。
アルル君とリオン君は手を掲げて微笑んでいる。
嬉しくなったミンタは、クルリと身を翻してみせる。
リオン 『あはははははっ......』
『あのはしゃぎ様って......何w』
アルル 『まぁ~な......』
『......でも、あの娘。白いよな??』
リオン 『そうみたいだネ。多分アルルと一緒じゃネ??』
アルル 『同属なんかぁ~....この島にはいないもんなぁ~......』
リオン 『あれあれぇ~。もう、気に入ったのかにゃん(笑)』
アルル 『だぁ~っ、おめ~』
『そ、そんなんじゃねぇ~って』
2人が言い合いをしている隙に
ミンタさん急接近。
彼らの斜め頭上 20m位の所まで近づいていました。
それは、十分声の届く範囲でもありました。
ミンタ 『こんにちわぁ~♪』
元気な声が駆け抜ける。
『はじめまして』と言わなかったのは謎ですが、
誰も気にしていないようです。
アルル 『やぁーーっ♪』
リオン 『いらっしゃ~っ♪』
下にいる2人も、明るく 笑顔で出迎えている。
いつの間にか 風は ピタリと 止まっていた。
*************
**********
*******
****
**
....................いきなりの突風が三人を襲う。
地上にいたリオン君は、まともに吹き飛ばされてしまう。
楽器を守るように転倒。
そのまま、這いつくばっている。
上空のミンタさんは、真横からの突風をまともに食らい、
力なく落ちていく。
とうやら、翼を傷めたらしい。
羽ばたく事も出来ず、身をこわばらせ、突風にさらわれていく。
その中にあって、ただ1人様子が違っていたのがアルル君。
仁王立ちし、両手両翼を広げ、強い風の中を立っていた。
小石やちぎれた草は、容赦なくアルルくんを襲う。
それすらも、全く動じる気配もない。
瞳の色が 赤い 事意外は、普段の彼と変わった様子は無かった。
リオン 『うけとめろーアルルー』
後方で身動きできないリオン君が叫ぶ。
ミンタ 『キァぁーっ・・・・』
成すすべなく、きりもみのまま落下していく。
アルル君は微動だにしない。
まるで、ここに落ちてくるのが分かっているかのよう。
その両足の爪は、大地をしっかり捕らえている。
リオン 『アルルぅ~~っ(叫び)』
悲痛な叫びが辺りを駆ける。
アルル 『・・・・・・・・・・・』
その時、一瞬 風か大きく変化した。
ミンタ 『キァあぁーっ..........(失神)』
と、同時に ドカッ.... 鈍い音。
アルル 『ぐぅうっ・・・・・』
立ち上る砂煙で、何がどうなったのか・・・。
嵐のような風も、嘘のように無くなっていた。
砂煙が薄れていく...駆け寄るリオン君。
リオン 『なんとまぁ~、アルルってすげぇ(笑)』
アルル君はミンタさんを受け止めていた。
リオンが見た物は、2人絡まったまま横たわっている姿でした。
どうやら、2人とも気を失っている様子。
リオン 『オーぃ、アルゥ~・・・』
『死んじゃったかぁ~(笑)』
リオン君は笑いながら、アルル君を先に起こす。
アルル 『うぎぐっ....ん....いててて...』
気が付いたのは良いけれど、
起きるに起きられないアルル君の姿がそこにありました。
リオン 『ちっ......お前ら、仲良しさんだよなww』
アルル 『ちょwwwwww』
『そういう言い方ってネーだろっ』
リオン君が羨ましがるのも無理は無い。
抱き合ったまま、身動きできない白色の2人の姿がそこにあった。
アルル 『ちょっ、お前....何とかしろよ....リオン。』
リオン 『丁度良いや』
『ホログしとこ♪』
** ホログ この世界の 記録媒体 (写メ)
アルル 『ばっ...バカ....何言ってんだよ、ゴラっ。』
決定的瞬間をこっそり記録したリオン君がミンタさんを揺り起こす...............。
**********
ミンタ 『うっ....うぅ~~んっ。』
リオン 『おっと、気が付いたネ。』
リオン君が優しく声をかける。
姫様のお目覚めですww。
ミンタ 『あっ、あれっ、私・・・どーしたの??』
アルル 『............................。』
アルル 心の声
『やわらけぇ~.....』
リオン君はその後何も言わず
ミンタさんの下敷きに成りっぱなしのアルル君を指差しながら苦笑いをしている。
ミンタ 『えぇぇぇぇーーーー////▽///』
ミンタ 『ごっ、ごめんなさいっ!』
真っ赤な顔で立ち上がるミンタさん。
しかし、もっと顔を赤くしていたのはアルル君のほうでした。
ぎこちなく、ゆっくりと立ち上がるアルル君。
アルル 『フゥ~~っ。』
ミンタ 『あっ、あの...たすけてもらって、ありがとうございます。』
リオン 『いいのいいの?。』
リオン君、即答で返事。
アルル 『だぁ~、何でそーなるんだよ、、リオン??』
リオン 『にゃっ???、、、だって友達じゃんかww』
アルル 『訳わからんし(微笑)』
穏やかに話す二人が、ミンタさんに手を差し出す。
リオン 『オレ、リオン。』
アルル 『俺は、アルルだ。』
ミンタさんは2人の手を両手で一緒に握り、
大事そうに自分の胸に抱き込む。
頬に一筋の涙。
アルル君もリオン君も遠く空のほうを見ている。
見て見ない振りができる、優しい2人。
しばらく、涙してうつむいていたミンタさん。
顔を上げ、2人を見詰めて笑う。
ミンタ 『私っ、ミント・ブルーですっ。』
『ミンタって呼んでもらえるとうれしいかなっ♪』
屈託のない笑顔と、美しい声が
2人の竜の心に届く。
いつまでも握っている2人の手。
周りのすべての音を打ち消して、
ミンタの鼓動が2人に伝わる。
そして、アルル君の心には
それ以上の何かが伝わっていた。
ぃゃ、伝わったと言うよりは、
芽生え始めていたというべきなのかも知れない......。
ミンタのお話し 8.9.10.幕 おしまい♪
追記*****
背景描けませんでした......凹○ コテッ
っツカ・・長いよwwwね
ここまで付き合ってくれた貴方♪♪♪♪
感謝ですょ
------銀------
ミンタ 『うん、感謝だね??』




