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5話

挿絵(By みてみん)

********************


心優しきリオン君の粋な計らいで

アルル君の羽をゲットしたミンタさん。

同じ種族らしいことも、一目見て理解。


ミンタの中で何かが動き始めたようです。

はてさて、この先どうなりますことやら.........



*********************


姉妹の住まい/ブルー邸

(ミンタとカーラ)


********************


心優しきリオン君の粋な計らいで

アルル君の羽をゲットしたミンタさん。

同じ種族らしいことも、一目見て理解。


ミンタの中で何かが動き始めたようです。

はてさて、この先どうなりますことやら.........


*********************


姉妹の住まい/ブルー邸

(ミンタとカーラ)


挿絵(By みてみん)


ミンタ 『ただいまぁ~ぁっ♪』


いつもより元気良くご機嫌モードです。


カーラ 『あらっ、おかえりっ。』

    『何か良いことあったのかなぁ~(くすっ..笑)』


ミンタ 『(赤面)なんも無いってばぁ~....』

    『怪しくなんて無いもん....ぜったいぃ~』


カーラ 『はぃはぃ♪』(笑)


姉妹ですからね。異変に気が付かない訳が無いです。


カーラ 『いぃーわねぇ~ 若いってww』


**カーリアン・ブルー 20歳  愛称 カーラ

**ミント・ブルー    18歳  愛称 ミンタ


顔立ちの良く似た姉妹ですが、外交的で活発なミンタさんと

内向的でおしとやかなカーラさんです。

今のところ、2人とも彼氏募集中です。


(どらごん・アイランド)から帰ってきて、

そのまま自分の部屋に直行するミンタさん。

その左手の中には、アルル君の羽とマタタビの実。


何だか分かんないけど、恥ずかしい思いでいっぱいのようです。


ミンタ 『なんで、隠れてるんだろ...私ってww』


机に向かい、持ち帰ってきたものをじっくり眺める。


胸に響いたアルル君の声。

思いもよらずゲットしてしまった羽根。

ふと、ミンタの脳裏に アルル君の言葉が......


挿絵(By みてみん)




ミンタの妄想



アルル声 『オレ様の嫁になれョ ミンタ....』




ミンタ 『えっ。。今の何、何、なに.....』

    『えっえっ・・・えぇーーーーー』


少し間を置いて...


ミンタ 『なんちゃって....てへっwww(赤面)』


更に間を置いて....


ミンタ 『これって....もしかして....///▽///..』


もしかしなくても、一目惚れですね。

この日、夜になってもミンタの部屋から明かりが消えることはありませんでした。

この日心に決めたことがあります。

それは、しっぽにリボンをすることです。

ミンタさんたちの種族の女性は、恋焦がれる相手がいると

しっぽに帯を巻く習慣があります。

女性にとっては一大イベントです。

《私には好きな人が居ます》って、いうことを

公表しているようなものですからね。


*******************

*****************

***************


翌日。


意を決したミンタさんは、街にいました...


おさな馴染みの営む《結晶屋》に恐る恐る.....


モンビット 『おんやぁーー、こりゃまた珍しいお客様がww』


ミンタ 『お久しぶりねぇ~』


2年ぶりの再会になります。

     《結晶屋》あらゆるものを結晶にする商売。

          ただし、大きなものはそれなりのスキルを必要とする。

          一般に、好きな小物をペンダントヘッドにしたり

          ピアスにしたりするのが定番。

          想いの力《魔力》で、タリスマンに変化することもある。

          かなり稀にある現象。

          持ち込まれたものに重力魔法をかけて小さくして

          水晶の中に閉じ込める。


挿絵(By みてみん)



持ち込んだものは、もちろん羽根です。

マタタビではありません。


ミンタ 『これを結晶化して欲しいんだけど??』


モンビット 『あいよ、お安い御用だな。』

      『で、姉さんは相変わらずか????』


ミンタ 『うん。』


モンビット君とカーラさんは同級生。

何かと気にかけてくれているようです。


モンビット 『せっかくだし、良いもの造るかwww』


ミンタ 『ぃゃ。ぁの。....』


モンビット 『これって、彼氏の羽根だろ?????んん??』


ミンタ 『.............』


モンビット 『わぁーっはっはあーーーっつ(大笑)』

      『なんだよ マジかww』

『最低料金で良いや...おいらにお任せっww』


ミンタ 『ふつう、そこで笑うぅ~っ・・・・もぉーっ(恕)』


モンビット 『わりぃわりぃ、あの、おてんばミンタがね~...』


ミンタ 『なによぉ~』


青く透き通る美しい羽根を、表から、裏から.....

何度でも見回すモンビット君。


モンビット 『特別に見せてやるよ』

      『最大級の錬晶術』


聞いたこの無い呪文....

見る見るうちに、羽根は両手の中心に留まる。

念を集中しかけると 辺りにはまばゆい閃光。

苦しそうだが、笑っている。


挿絵(By みてみん)



あっという間の時間....

いゃ、そんなはずはない。

ヘトヘトになったモンビット君が右手を開く。

そこには、輝く結晶があった。


モンビット 『ざまぁーみろ♪久々ののタリスマンじゃん』

      『やるじゃねーか オレwwww』


両手で大事そうに受け取るミンタさん。


モンビット 『帯にも入るだろ それならww』

      『3軒となり、帯屋があるから....ふぅっ・・』


言い終わると、ヘタリと座り込む。

さすが職人ww

お客の種族で、形やサイズを変えているようですね。


************

**********

********


挿絵(By みてみん)



帯屋から出てきたミンタさん。


ミンタ 『絶対負けないもん♪』

    『この気持ち、ちゃんと届けるから...』

    『マッテロヨーーあるるぅ~』


    『なんちゃってぇ~.............えへへっ』



第5幕 END



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