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3話&4話

挿絵(By みてみん)

**************


銀聖竜です・・・・

このお話を待っててくれる方が

3名おられるんですね。

頑張んなきゃwwww

あと、楽器に手こずりました。

そんな話は置いといて 再スタートです



**************


さすがにこの距離

近くに人(竜)がいることは分かっているミンタさん。


楽しげな話に耳を傾けながらも、

花の香りや、潮の香りを楽しいでいた。


ミンタ 『あらっ。男の方が二人はいるみたいネ!!』


さして動じる訳でもなく、お邪魔にならないように

気を使っていた。

挿絵(By みてみん)



でも見たいらしいww


と、そのとき、話声の合間合間に

《ポロン♪ ポロン♪》と、弦楽器の音が混じる。


ミンタ 『えっ<♪えぇっ・・。』

    『楽器って・・・黄色の小さい花・・・・歌・・!!』

『まっ・・まさかネ・・・(汗)』

**占い師.....あなたっていったい(笑)****


次第に重なってく 2本の弦楽器の音

そして、一瞬の静寂。



風さえも止まる瞬間がそこにあった。


音 《タン♪タン♪タン♪タン♪》


軽快なリズムを刻むと

2本の楽器から優しい音色が聞こえてくる


ミンタ 『あふっ・・(笑)素敵ね。』

    『しかも、とっても懐かしいワネ』


**********

**********

**********

挿絵(By みてみん)




リオン 『おれ、この曲 お気に入りだし?』


アルル 『んぁ....この曲な....』


何か言いかけて、前奏が終わる。

ある地域に流行っていた歌  《風詩》

気持ちを込めたアルル君が歌い始める....


ミンタ 『うわぁ~~~っ....』

    『この透明感って、びっくりだわ』

    『どんな方が 歌ってらっしゃるのかな???』


島民の中でも、アルル君の歌声を知っている人(竜)は

極わずか......。

ミンタさん、幸運にも歌声を聴けたのです。

この後10数曲、約1時間の独占ライブになりました。


リオン 『そろそろラストにするかぁー あるるぅ????』


アルル 『だなw』

『なら、風詩をラストにするか(微笑)』


リオン 『ぷっww お前好きだな、それ。』


アルル 『もちろん!!!!』


恐る恐る 覗き見しようと試みるミンタさん。

ゆっくり背伸びをして、声のほうを見渡す。

.....次の瞬間......


ミンタ 『えぇ~~~っ・・・・』(驚愕)


挿絵(By みてみん)




くわえていた花も吹っ飛んでしまうほど。


リオン 『ぷっ....やっぱり1人いたんか

     観客様が....wwwww』


どうやら リオン君には女性の匂いに気が付いていたようです。

何気なく、しっぽで挨拶してましたネ(笑)


ミンタ 『青い方.....素敵....』


声が届いたらしく、リオン君が笑う。


リオン 『やっぱ あるるってすごいや♪。』


少し大きな声でしゃべる(謎)


ミンタ 『アルル君って言うのネ....あの方』


リオン君の作戦、成功????


アルル君、風詩を歌い始める。

それにつられて、ミンタさんも小声で歌う。

知っている歌のようです。


リオン 『おー(笑)』


耳が良いのか、近くにいるせいなのか。

リオン君には そのかすかな歌声も届いてました。

*****************

暖かな風に乗って

この幸運なセッションは

ひと時の安らぎの時間となっていました。



********

********   

********

歌い終わった2人の竜。

おもむろに、リオン君がアルル君に立ち寄る。


リオン 『羽根....1枚もらうよっ♪』


言い終わるより早く、風切羽根を抜き取る。


アルル 『あっいてっ....』

    『1枚くらい良いけど、何に使うんだよ(苦笑)』


リオン 『あ~~それ

     ひみつだしぃー(くすっ..笑)』


アルル 『なんだよ それぇ~(笑)』

挿絵(By みてみん)




2人の竜は帰り仕度を済ませ、

早々に立ち去っていった。


ミンタ 『アルル君って言うのネ』

    『風詩を歌ってる方....久しぶりに見たワ。』

    『もぉー、なんかドキドキよねぇ~』


ふと、考え込む....


ミンタ 『あれっ....緑の方って....』

    『名前、わかんないや......てへっ(笑)』


先ほどまで2人がいた

その場所に行って見る。


ミンタ 『何か残っていると 嬉しいかなぁ~って(照)』


照れくさいのか、誰もいないところで説明している(笑)

桃色の頬が、更に桃色になっている事に

ミンタ自身も分かっているようです。


ミンタ 『何だろ、興奮しちゃってるのかしらん...私って...』


アルル君の座っていた、あの岩にそっと腰掛ける。

そして、とんでもないものを発見する。

写真



ミンタ 『えぇえぇーーーーっ』


一際驚く


ミンタ 『これって、もしかしなくてもアルル君の......』

    『記念にもらっちゃっていいかなーー????』


誰もいないところで、誰に質問しているのか・・・・


そして

そのキレイな風切羽根は、なぜかマタタビの実で

風で飛ばないように 押さえ付けてありました。


3幕+4幕 END

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