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24話

挿絵(By みてみん)

クロマさんの全面的バックアップでかなりテンション高いです。

本家・クロマ氏によるイラストです。

かなりレアかな この一枚・・だって(ぉ

中々この2人のショットって 無いものですね。



注***

アルル君もリオン君も 恩師クロマさんのキャラです。

最近 間違えて 銀 のキャラだと思っている方がいらっしゃると聞きました。訂正してお詫びいたします。



挿絵(By みてみん)挿絵(By みてみん)


3人だけの、楽しい詩会。


隣島からやってきたミンタさんにとって、とても幸せな時間でしたね。

とんだハプニングから、アルル君のおうちに呼ばれました。

突風のいたずらで、アルル君に急接近。

風をつかさどる竜だからなのかな????


最後には、想い人の彼の脚を枕に寝てしまいました。

フカフカで暖かで、どこか懐かしい匂いのアルル君の脚に。



**

  **

 本編スタート

    **

      **

寝た振りをしているつもりだったミンタさん。

しっかり熟睡モードです。


アルル  「ちっ・・気持ちよさそうに寝やがってさ・・」

     「まっいいや・・しばらく寝かしといてやる。」


ミンタを優しく抱えるように

抱き寄せながら横になるアルル君。


ミンタ  「うぅ~~んっ・・あるるぅ~・・・ムニャムニャ」


寝返りを打ちながら アルル君のほうに向きを変える。


アルル  「だぁーー、(驚)」

     「何だ・・・寝言かょ」

     「脅かしやがって(ぉ」


アルル君とミンタさん、まったく正反対の向きに寝ている。

いや、アルル君は寝られないみたいですねww。

それでも、1時間くらいはそのままにしてあげてました。


アルル  心の声

     「そろそろおこしてやるかな。」

     「俺のベット、綺麗じゃないけど・・

      ここよりはましだろーしさっ・・」


ゆっくりとミンタさんを揺り起こす。


アルル  「ほらほらっ・・世話かけんなよ」

      「とっとと、おきちまえ~。」


ミンタ  「あっ・・あふぅ~・・っ」

     「私、寝ちゃってたんだぁ~、ごめんねー」


にっこり微笑んだアルル君。さっとミンタさんをお姫様抱っこにした。


ミンタ  「えっ・・・えぇーーーーーっっっっ」


アルル  「こんな所で風邪でも惹かれては困るからな」

     「あんまし綺麗とはいえないが、俺のベッドを貸してやるから」


ミンタ  「うっ・うん。」


*******

****

**


少し乱暴に、ベットに放り込まれるミンタさん。


ミンタ  「きゃぁーーーーーっ」


アルル  「わりぃ。いたずらのつもりだったが。」


すっかり凹んでしまったミンタさん。

向こう向きに泣いているように見える。


静かに歩み寄るアルル君。

しっかりと抱きしめ、ベットの真ん中に横たわられてあげる。


アルル  「じゃーー朝までゆっくりしてなっ」


ミンタ  「だめっ・・行っちゃダメ」

     「女の子泣かしたんだよっ、ほっておくの??」


アルル  「いやっ・・わりぃ。・・どうして良いかわかんねーし。」


泣き顔のミンタさんに詰め寄られてるアルル君。

相当困惑している。


アルル  「・・・・・・・・・・・。」


ミンタ  「・・・・朝まで一緒に居て・・・・」

     「それで良いから。」


アルル  「あぁ・・いいぜ。」

     「ここに居てやるよ」


ミンタ  「ちがうぅーーー」

     「暖めてよ。」


アルル  「一緒に寝ろと???????」


小さくうなづくミンタさん。


アルル  「おめっ、どーなってもしらねーぞ???」


またしても 小さくうなづくミンタさん。


アルル  「分かった、でも、何をしても文句言うなよ。」


ミンタ  「うん。言わない。」


2人抱き合うようにベットに入る。

静かに、しかし、心は熱く。

挿絵(By みてみん)


    


               -23r-




♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

♪♪♪♪♪♪♪♪


気持ちのいい朝。

仲の良い風竜が、背中合わせでシャワーを浴びている。

狭い空間なので、ギューギューな感じ。

でも、それだから良い事もある。


挿絵(By みてみん)

   


思わぬ所でしっぽや翼がぶつかり合う。

触るなと言う方が無理な状況。

でも、とても楽しそうです。


ミンタ  「あぁーーー今、触ったぁ~・・・」

      「ミンタの大事、さわったぁ~っ・・・(笑)」


アルル  「んなことねーーよ、ぜってーーねぇよww」


ミンタ  「ひっどぉ~ぃ。絶対って何よ 絶対ってww」


アルル  「無理に変な風に取り違えるんじゃねーょって」


ミンタ  「てへっ・・ぇへへへっwww」


アルル  心の声

     「次はもう少し上手くやるかな・・w」


まぁーー何といいますか・・・

微笑ましい光景です。

アルル君の背中に何かを感じたミンタさん。


ミンタ  「背中、洗ってあげるネ!(照)」


アルル  「オゥ・・・頼む!!」


クルリと反転するアルル君。

ミンタの目前に、白くて大きな背中があった。


ミンタ  「ちょっとだけぇ~っ(甘える)」


アルル  「あんっ???」


ミンタさんが後ろから羽交い絞めにした。


挿絵(By みてみん)

  


アルル  「まっいいか・・・

      好きにしなっ。」


ミンタ  「うん?、ありがと?。」


2人きりの時間をゆっくり楽しんでいる。


アルル  「なぁ~・・ミンタ・・・・ちゃん・・・」


ミンタ  「なぁ~に??」


アルル君の発した 長い間合いの言葉に

とびきりの優しさを感じているようです。

ギューッと、さらに強く巻きつく。

されるがまま 、しばらく身を任せるアルル君。

ミンタさんの情熱を肌で感じている。

そこまでされては、男として黙ってるわけにも行きませんね。


巻き手を振り解き、クルリと反転。

真剣な眼差しで、ミンタさんを見つめる。


挿絵(By みてみん)

    


    >しゅわぁ~~<




シャワーの水音だけが辺りを流れる。

ミンタさんの心はすでに決まっている。

そう。。アルル君が望むなら・・・。


アルル君も何かを決心していた。

怖いほど真剣な眼差しで、ミンタさんににじり寄る。

ミンタさんにとって。。。ぃゃ、2人にとって、

待ち続けていた瞬間が近づいていた。


ミンタさんもアルル君を見つめている。

アルル君がミンタさんの頬に手を当てて

その手をミンタさんが優しく包み込む。


幸せの予感に打ち震えるミンタさん。

最後の一歩をアルル君が踏み寄ってきた。



>つるんっ・・・・ぐっしゃぁ~っ・・・<



ものの見事に、ずっこけた2人。

せっかくの雰囲気が・・・・・・



ぃゃぃゃ・・・台無しどころか

真逆のようです。



《どうやって転んだらそういう格好になるの??》


望む者と望まれる者がいが一緒にいて、

しかも、足元の石鹸までお膳立てをする。

(今時、石鹸使ってるの・・・アルル君ってば????)


初めての熱い夜をすごしたばかりの2人にとっては

当たり前の事故??だったのかも知れません。

挿絵(By みてみん)

   


ミンタ  「えっ・・・あっ・・・」


アルル  「こーなっちまったもん、仕方ねーよなっ。」


ミンタさんの脚部を、グイッと押し広げてベタ寄りした。

この体制に成ってしまっては、受け入れるしかないようですね。

恥ずかしそうに にっこりと微笑むミンタさん。


ミンタ  「昨晩のように、優しくネっ。。」


アルル  「さぁーーな・・・(笑)」


激しく燃えた夜の熱を取るつもりが、

さらに、熱を増しているようですね。


アルル君は、しっぽでシャワーのコックを全開にした。

勢いを増す水量。

浴室の温度も、グングン上がっていく。

いつしか、呼吸するのも大変なほど・・。


湯煙が2人を揺らしている。

大きく揺れたり、小さく揺れたり・・・・。

一つになったり、2つになったり・・・・。


何やら発せられる声も、シャワーの音にかき消されている。


シャワーの音だけの世界に

2人だけにしか聞こえない声と共に・・・。


一瞬水量が止まる。


アルル  「良いんだな??。」


ミンタ  「アルルだけ。」


挿絵(By みてみん)

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