20話~23話
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ミンタさんの手料理をご馳走になった2人。
今度は男たちの出番ですね!!。
ここまでやってきてくれたミンタさんのため
ここは頑張ってもらわないと?。
心には心で答える。
けも・竜族たちの当たり前の礼儀ですね。
素敵だと想います・・・
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飲みも物空き容器を手に取り
マイク代わりにリオン君がしゃべる。
リオン 「・・・・本日は、ミンタ歓迎会にお集まり
真にありがとうございます。。。。ハイ(笑)」
アルル 「ぶはっ。w」
ミンタ 「キャハッw。」
リオン 「第一部の歓迎会に引き続き
第2部では、歌会をはじめたいと想いまーーす。」
アルル 「あんだよ、二部構成かよww。」
和やかに始まった、歓迎会と詩会。
リオン 「題して・・・・」
「ミンタちゃんようこそいらっしゃいました。
歓迎します&詩ってみちゃって下さい・・の会w」
アルル 「なげーーーよwww」
「ってか、センスねーなー・・」
「せめて、《風竜の会》・・とか言ったらどーだ。」
ミンタ 「あっ・・・素敵」
リオン 「じゃ・・それでw」
3人だけの素敵な会のスタートです。
まずは、リオン君・アルル君による
ギター演奏です。
アイコンタクトでタイミングを取り
伴奏なしでいきなり音出し・・・・。
ひとつの楽器と想うほど、息が合っていました。
楽器の音域がやや違うので、
音色の幅が、素敵な広がりを演出してます。
同じところは同じように・・
ハモルところは、きっちりハモル。
演奏方法も、追いかけてみたり、流してみたり・・。
まるで呼吸するかのような2つの音。
時折、相手の顔をチラリと見ていますが
目で合図するだけ。
傍から見てると、まるでエスパーのよう。
・・・こうして、3曲があっという間に終わってしまいました。
ミンタさんの瞳はうるうるです。
はち切れんばかりの感謝の想いで、
どうにかなっちゃいそーです。
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ミンタ 「うわぁーーー」
《拍手》 ぱちぱちぱちぱち・・・・・
胸に右手をあてがい
深々とお辞儀をするリオン君とアルル君。
アルル 「じゃーさ、次は一緒に歌お~ぜ。」
優しく誘うように、ミンタさんに話す。
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どこまでが第一部で、どこからが第二部なんて
もぅ、どうでも良いようですww
ミンタ 「風詩ですか??」
アルル 「もちろん!!」
リオン 「オォー・・・・」
「ライトアップしないと・・・」
ミンタ 「えっ。。暗くしちゃうのーー??」
アルル 「まてって・・・無いから、そういうの。」
「ってか・・・ミンタちゃん・・・アップだよ、ライトアップw」
ミンタ 「あっ・・・・(赤面)」
リオン 「スタンドライトあるじゃん・・」
「ベットの脇にぃーw」
アルル 「おっ・・・賢いリオンw??」
「ってか。。バカ・・・備え付けだよ、あれ。」
リオン 「うん、知ってるー」
アルル 「スルーで・・・・」
リオン 「わぁあーーーーん 泣」
バカやってる言葉とは裏腹に、
ゆっくりとギターを抱えるリオン君。
懐かしい音色が部屋中に響き渡る。
アルル君とミンタさんにとっては 故郷の詩。
街の誰もが知ってる、風の詩
リオン君のギターに呼吸を合わせ
アルル君も引き始める。
メインパートの詩をミンタさんが・・・・・・
ハモリをギターをアルル君が・・・・・・
リオン君も ギターとスキャットで参加する・・・
誰が決めたわけでもないのに
役割分担が出来てました。
---------作画 クロマ氏 トレス・彩色 銀
本物の線を台無しにしてしまっている・・・・泣-------
リオン 心の声
「うはっ、、やっぱりうまいなーー
ミンタちゃん・・・元・歌手っていうの
納得だよねーーw」
アルル 心の声
「へぇーーーーーーっ
俺以外で風詩を耳にするのって
何年ぶりだろっ・・・
いるもんだな、理想の女性って・・」
ミンタ 心の声
「アルルとうたいあってる私がいる
楽しいな~、うれしいなぁ~
歌声に心を乗せて
あなたとの時間を共有したいな・・」
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リオン君もアルル君もそぞろにギターを弾いている。
何曲弾いたのか
何曲歌ったのか、すでに分からないほど。
風詩も、バージョンを変えて3度ほどうたった。
・・リオン君のソロで、大変になったことは
ここでは伏せておきますぅーw
いつしか外は日も暮れ始め
ちらほらと家に灯が灯り始めている。
------本家クロマ氏によるイラストです。
特急15分でここまで描けるなんて・・・・・すごいです
まじ。。すごすぎです・・・・感動
リオン 「あっと・・・」
「そろそろオレ、帰るワ。」
「ギターはおきっぱで、勘弁w」
アルル 「なっ・・・なんだって?????」
リオンがミンタさんを指差す。
アルル君の太ももに縋るようにして
気持ちよさそうに眠っている。
アルル 「あっ・・・いつのまに・・」
ソファーの上にどっかり座っているアルル君。
それを枕に、すっかりおねむのミンタさん。
アルル君からギターを取り上げ、
替わりに毛布を持ってきたリオン君。
アルル 「なんだよ、無防備だなぁー・・・」
リオン 「そりゃそうだろ。」
「アルルのこと信じてるから」
アルル 「いや・・その・・俺だって男だぞ。」
リオン 「そーだにゃ。男だから守ってやるんだろ??」
そういい残して、リオン君は部屋を出て行った・・。
しばしの沈黙・・・・
アルル君も横になり、ミンタの身体をそっと抱き寄せてみる。
ミンタの暖かさが伝わる。
アルル 「ずっと、俺の傍にいてくれ・・」
ミンタ 心の声
「はい。」
2人の新しい関係が
ここからスタートしたようです・・・
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--銀--
このあと、2人が何をしていたのかは知りません。
まっ・・何が起きても不思議ではないですがねww
ミンタ物語 23話まで 完