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19話&20話

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

クロマさんの全面的バックアップで常にテンション高いです。

本家・クロマ氏によるアイコンイラスト2枚です。



挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)





意気投合した、レナちゃんとミンタさん。

奥手のアルル君に気を引くために、突撃あるのみww。

女の子って、計算上手が一番らしいです。

アルル君が乱暴なのは

実はシャイなだけで、自分のことを上手にアピールできないからだそうです。

仲間想いで、やさしくて、

少し言葉使いは乱暴だけど。。。

実は寂しがりやだったり、、、、


ミンタさんが言うには

男らしいんだけど 可愛いの

お似合いかも知れませんね。



*******************

****************

本編スタート

**********

****



      ガチャリ





アルル君の部屋の扉が開く。


アルル  『よっ おかえり!!』


リオン  『おまたせにゃん♪』


ソファーに深々と座っているアルル君。

疲れもすっかり無くなって、静かにくつろいでいる。


挿絵(By みてみん)




ミンタ  『ただぃまぁ~っ』


翼をいっぱい広げて、アルル君にただいまの挨拶をしている。

アルル君もこれに応えて、翼を広げている。

同種族同士の、ありふれた挨拶風景が、そこにある。

ここでは見られない光景かも知れませんね。




     タタタタタンッ




助走を付けて、ミンタさんが飛ぶ。


ミンタ  『あるぅ~~?』


アルル  『おっ・・おぅ??』


誰が見ても、次に何が起こるのか

想像できました。


リオン  『あぶなっ・・・』


アルル君の胸に飛び込むミンタさん。

が。。。。。しかし、少し力が強すぎたみたいです。


アルル  『うわぁ~~~ぁっ』


ミンタ  『きゃはぁ~~?っ』


勢い余って、ソファーの裏側に縺れ落ちる2人。


*************

挿絵(By みてみん)



リオン  『・・な・・いよぉー・・』

     『って、毎度毎度・・・』

     『アルルも大変だにゃ(笑)』


アルル  『いってぇ~~って、おかえりぃーっ(痛)』


ミンタ  『ただいまっ』


何をやっても底抜けなミンタさん。

熱烈なんですけどね。(笑)


リオン  『おーーぃ、、、

       もう、済んだか????』


ニヤニヤしながら2人に声をかける。


アルル  『何だよっ・・・何ニヤついてんだょ ごらぁ』


リオン  『べつにぃ~、、、ニヤついてないよ(ニヤ)』


-------------------

挿絵(By みてみん)


リオン君も楽器の音合わせを始める。




ジャカジャン♪ジャカジャン♪♪



掻き鳴らすリオン君。


ミンタ  『あのっ・・・お昼ごはん

       チャーハンでいいかしら??』


リオン  『あっ・・嬉しいな♪』


アルル  『あ・・あぁ。。』


もうそんな時間なんですね。


アルル  『キッチンは勝手に使って良いからな。』


ミンタ  『うん、ありがと。』

     『あっ、でも、これ縛ってから』

     『すぐやるネ♪』


ほどけてしまった恋帯を、

必死で結びなおそうとしているミンタさん。


リオン  『あっ、、やってあげようか、それ??』


ミンタ  『あ・・うん。。。じゃぁーーお願いしようかしら』


自分のシッポの付け根に巻くわけだから、かなり大変ですね。

ミンタさんが恋帯をリオン君に手渡そうとした瞬間。


アルル  『リオンは音調整まだだろ。』

     『帯は俺がやるから・・・・』


そう言い切って、恋帯を横取り。

長い帯を 自分の首にくるりとまとわせる。


リオン  『アルルのほうが適役かもな。』

     『あ~あっ、ミンタちゃんに振られちゃったぁ~』


まるでアルル君を挑発しているかのように言う。


ミンタ  『あははははは』


アルル  『なんだよ、それ。』



    ジャカジャン♪ジャカジャカジャン♪♪




ねじを微妙に変えながら、調整を再開していた。


恋帯を持ったアルル君はミンタさんと向かい合っていた。


///////

挿絵(By みてみん)




ミンタさんが、くるりと背を向ける。

と、同時に、シッポがアルル君の足元を叩く。


ミンタ  『おねがいします   (照)』


アルル  『あっ。。あぁ。。』


ミンタさんのシッポを片手で握る。


ミンタ  『ひやぁっ♪』


少しピクッと動いたけど、後はじっとしていた。

アルル君はドッカリと座り込む。

そして、ミンタさんのシッポを、自分の肩に乗せた。


挿絵(By みてみん)



後ろから見るミンタさんも

また、素的でした。


ゆっくりと丁寧に巻き始める。

もちろん、大事なタリスマンも封入している。


巻物の持ち手を変えるたびに

ピクッ ピクッ っと動いてしまうシッポ。

シッポは正直なんですね(笑)。


アルル  『こんなもんで良いかな??』


ミンタ  『うんっ。ありがとー』


アルル君の肩に乗っていたシッポが

シュルリッと離れていく。

一瞬、甘い香りがアルル君に漂った。

動けないアルル君の姿がそこにあった。


リオン  『お~ぃ、アルルゥ~~』


アルル  『なっ・・なに??』


ほんの一瞬の静寂。


リオン  『えっちぃ♪』


アルル  『がるぅ~~、何言ってんだ、おめーよー(汗)』


ミンタ  『きゃはは・・っ』

     『じゃー、ご飯作ってくるねーー』


ニコニコしながらキッチンへ向かうミンタさん。


****************

*************

*********

*****

*



挿絵(By みてみん)


キッチンに立つミンタさんの耳に2つの楽器の音色が届く。

優しく誘っているような、そんな音です。

心地よい音楽を、誰かのためだけに演奏する。

心地よい歌を、誰かのためだけに歌う。

素的だと想います。

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