6.笑いあふれる番組にしてやるんだから!!
「ごちそうさまーーーっ!」
食べ終わったパスタの容器を洗って捨てる。
今度はパジャマと下着とタオルを持ってお風呂場に行く。
服を脱いで湯船につかる。
「ふう~…。」
何か落ち着く。
体を洗い髪を洗いお風呂場を出てタオルで全身をふく。
パジャマを着て自分の部屋に戻る。
髪を乾かし洗面所で歯をみがこうとしたが歯磨き粉がない。
仕方ないスーパーに買いに行くか。
パジャマの上からパーカーを着て財布を持ちスーパーに向かって歩き出す。
空には綺麗な月が出ている。
上を向いていたら人とぶつかってしまった。
「御免なさい…ってルルア!」
「ああ、やあ。こんばんわなうるちゃん。」
「ルルアこんな時間に出歩いていいの?私が言うのも何だけど。」
「ああ、えっと僕はノートを買いに。ほら僕、中学生だしテレビ局のこともあるし。」
「そうですか。ちなみに私は歯磨き粉買いに。無くなかったので。」
「じゃあ一緒に行こうか」
「あ、はい!」
2人で歩き出す。
ルルアは少し私に合わせて遅めに歩く。
「明日は宜しくね。明日は色んなコーナーを視聴者から応募し決める企画だから。」
「はい。」
「なうるちゃんが入ったから新しくリニューアルしようという話が出てね。」
「そうなんですか?じゃあ私明日からきちんとメンバーとして頑張ります。」
「あはは。」
ルルアは笑うとこう言った。
「そんなにかしこまらないで。これからずっと仲間『ベストメンバー』だよ?僕らはだから明日は楽しくやらなきゃ。それに『ギャグシリ』だし。思いっきり視聴者に笑ってもらうのがめあてだよ。」
「はい。でわ明日全力で視聴者の笑いをあふれさせます!!」
「うん。さあスーパーに付いたよ。」