4.ドアは開けるときは蹴って、閉めるときは鍵で厳重に…
車から降りて家の中に入る。
「ただいまーっ!」
誰もいない。
あっでも親はいるか。
って親と言えば…。
ベッドルームに向かってダッシュ。
バンっと音を立ててドアを蹴り開ける。
「あら。なうるお帰りなさい。
蹴ってドアを開けるのはよくないわよ?」
「ママの言うとうりだ、
早く謝りなさい。」
あんたらに言われる筋合いないし。
だけど今はそんなこと言っている場合じゃない。
「ねえ!ギャグシリに出演ってどういうこと!?」
「あーー。私たち許可したけど?」
「何やってんの?!」
「服はなうるの部屋だぞ。さあ。」
訳の分からないまま追い出された。
まあ、部屋行くか。
ドアを開け中に入り鍵を厳重にかけてベッドにダイブ。
「はあーーーーーーーーー。」
起き上って机の上の制服を取る。
入っていたのは『黒のシャツ』、『紫のサロペット風(?)のスカート』、『黒のフリルの付いた靴下』、『青いどくろの付いたリボンの髪飾り』。
と…男の子用の制服?
「なんで…。」
落ち着けなうる。これは多分私のじゃない。
少しサイズが大きいし。
そうか。これを贈ったのは他でもない西島さんだ。
またドジッたのだろう。
よし、メールだ。
「えっと…」
『こんばんわ。夜遅くにすみません。
届いた制服ですが男の子用の制服も入っていました。
明日、持っていきます。』
「送信と…」
送信完了だ。
これでOKのはずだ。
よし、ご飯を食べ、お風呂に入り寝ようか。
これからも彩番頑張るらしいから
宜しくね♪
byなうる