1.お呼び出し。てか、なんで?
ここはシリーズテレビ局。
沢山の人が今日もここで働いている。
その沢山の中には私『横宮なうる』も入る。
そして今、私はこのテレビ局の有名司会者『星神ルルア』待ち合わせをしている。
「キミがなうるちゃんだね?
よくテレビでみるよ。天才子役はすごいね。」
そう私はこのシリーズテレビ局の天才子役。
わずか5才からデビューし、今の10歳までずっとこの仕事をやっている。
そして彼女は『星神ルルア』。現在十五歳。
このテレビ局の有名司会者だが、自分からも他の人と一緒にゲームに挑んでいくことでも有名。
「はい。私もよく見ています。」
素早く手を出し握手。
「いきなり呼びだして御免ね。」
私は昨日、彼女に手紙で呼ばれたのだ。
けれど、手紙にはなぜ呼んだのか分かる理由が書かれていなかった。だから私は何で呼ばれたのか知らない。
「じゃあついてきて。」
彼女についていく。
「で、なうるちゃん。」
「なうるでいいです。」
相手は年上。しかも先輩だ。
呼び捨てがいいだろう。
「そうか。じゃあ僕のことはルルアでよろしく。」
「…。わかりました。」
『ルルアでいい。』と言ったのには少し驚いた。
「さあ、着いたよ。」
着いたところはスタジオ7。
何でこんなところに…。
「入って。」
入ってみるとそこは暗い中に『ギャグなシリーズ』という番組のセットがあった。