表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

王立騎士団 捜査機密資料

作者:きらら
最新エピソード掲載日:2026/03/29
王立騎士団 捜査統括報告書:事案「青い紐と黒い傘」
事案番号: 禁-乙-722
事案種別: 概念剥離、及び人体再構築事案
重要対象: 第一王女エルフレーデ、第二王女リネット
主犯: 通称「黒い傘の解剖師」(正体不明)

1. 事件の端緒:不可視の侵食
聖教暦722年 霧月、王都にて王女姉妹の身辺に異常が発生。姉・エルフレーデには「人間の視神経で編まれた青い紐」が届き、妹・リネットは「関節の多すぎる傘持ちの男」を幻視し始める。

これは単なる脅迫ではなく、対象を現世の物理法則から切り離す「解剖儀式」の第一工程である。

2. 発生:指切りの森の「静止」
霧の深い旧道にて、姉妹を乗せた馬車が消失。現場に遺された近衛騎士たちは、外傷なく直立したまま絶命。

その体内は内臓を失い、「青い乾燥した花弁」と「琥珀色の防腐液」で満たされていた。騎士たちの口からは、失踪したはずの妹王女の笑い声が漏れ出し、周囲の「色彩」と「影」が物理的に剥離されるという超常現象が確認される。

3. 捜査の混迷:12の断片
捜査官ヴァルガスによる鑑識の結果、犯人の目的が判明する。犯人は姉王女を12の概念的パーツ(肉体、影、記憶、鏡像など)に解体。

それらを「青い紐」で繋ぎ合わせ、妹王女をその内部に閉じ込めることで、「一振りの黒い傘」という単一の生命標本へ再構築しようとしている。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ