異世界18日目 2
よろしくお願いします。
「さて、何しよう?」
特に何事もなく町に戻ってきた私たちは、昼ご飯を食べてから自由時間になった。
「他は…」
なので、壊れてしまった革鎧を新しく買いに行き、他に何か必要なものがないか考えながら歩いていると、気になる店があったので入ってみることに。
「ん?好きに見ていっていいよ。」
入ったのは錬金屋で、若い女の人が店主だった。中を見て回ると、【錬金魔法】で作られたものが売られているようだった。
「うーん…」
この世界では、【治癒魔法】程ではないが【錬金魔法】も使える人が数が少ない。なのでインクだけが高いという状態になっているのだ。そんな【錬金魔法】と【時魔法】を使わないと作れないマジックバックは格段に高いわけだ。
「ん?」
マジックバックは買えなくはないのだが、わざわざ買う必要もないので、引き続き店内を見ているとマジックバックよりは安いバックが山積みにされていた。
「これは?」
「あー、それね…」
店主さんの説明によると、マジックバックには複数の魔法を使用するのだが、失敗して1つしかなかったり、別の魔法を使用したものなどを安く売っているらしい。
「これください。」
「はいよ。」
確かに【鑑定】で見てみると、使用されている魔法が見えたので、使えそうなものがないか見ていると、時間を早める魔法だけが使われたバックがあったので銀貨2枚で買うことに。
「うーん、後は…」
家に戻って確かめてみたのだが、どうやら30倍ぐらいになっているっぽい。これがあれば味噌などが簡単に作れるのだが、肝心の麹がない。
「とりあえず…」
なので、諦めて暇潰しにチェスの駒を作っているといい感じの時間になったので、夜ご飯を作っていくことに。
「「………」」
まずは、イワナやニジマスっぽい魚を三枚におろすと、【スメルガーリック】をすりおろしたものを練り込んでいく。
「小麦粉は安くてよかったです。」
「だな。」
味が染み込んだら、小麦粉を満遍なくつけていき、フライパンで両面を焼いていき、イワナとニジマスっぽい魚のムニエルの完成だ。
「いただきます。」
「「「「「「いただきます。」」」」」」
そんな感じで夜ご飯が出来たので皆で食べた後、明日について話し合うことに。
「明日どうします?」
「まぁ、採取でいいだろ。」
「そうですね。」
「安全が一番です。」
「そうだね。」
「危険はダメです!」
「はい。」
話し合った結果、安全を優先して採取をすることになった。
そんな話をして、ある程度の時間になったら寝ることになった。
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明日からは1日2話更新です。