異世界1日目 9
よろしくお願いします。
「まぁ、この辺でいいでしょ。」
「そうだな。」
東の門から出て、少し離れた場所に来た私たちは、森の入口で少し話し合うことにした。
「まず、【鑑定】を持っている人は、【鑑定】を使いながら薬草探しをしましょう。」
「はい。」
「はいよ。」
「で、【鑑定】を持ってないリッカさんは、誰かと一緒に行動しながら種類を覚える感じで。」
「は、はい。」
「最後に、誰も【索敵】とかを持ってないので、なるべく近くで採取しましょう。」
というわけで、それぞれが見える範囲で離れて採取を始めたのだが、リッカさんはとりあえず私の所に来たらしい。
「うーん、なるほど。」
少し採取していて、見つかったのがこれらだ。
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【パワフルウィード】
一般的な薬草
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【キュアウィード】
一般的な薬草
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【ハイキュアウィード】
ちょっとレアな薬草
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【ポイズンウィード】
一般的な毒草
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「はい、これらをお手本にやってみて。」
「は、はい!」
私は採取した薬草の一部をリッカさんに渡して、見ながらやってもらうことに。
それにしても、【鑑定】の説明文、もうちょっとどうにかならなかったのかな?毒草だけど、【常識】では使えると出ているので、回収しておくが。
「うん、うん?」
その後も各自黙々と採取をしていると、私が変なキノコを見つけた。普通は木の根元とかに生えているのだが、それは地面から草のように生えているのだ。
「何これ?」
とりあえず【鑑定】してみると。
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【ナイトフィーバーキノコ】
これがあれば夜も安心!
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「………」
【常識】の中から【ナイトフィーバーキノコ】についての情報を探してみると、貴族が夜に向けて食べるようなキノコらしく、かなり高値で取引されているらしい。
「…ルリさん、ミキさん。」
「ん?どした?」
「どうしました?」
「このキノコ見つけたら絶対に回収してください。」
「何だこのキノコ!?」
「んっ!?」
とりあえず【鑑定】を持っているルリさんとミキさんに【ナイトフィーバーキノコ】を見せて、説明する。2人とも最初は固まってしまったが、理解すると2人とも見つけたら採取してくれるらしい。
そんな感じで時間の許す限り採取を続けることにした。
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