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 「なるほど、二人が僕の背中に乗りたかった理由がわかったよ」


 ミラを背負うミシェリーは目の前の光景を見てそれを理解した。

 ユナの戦闘スタイルは速さを活かして敵の攻撃を回避し、隙を突いて攻撃をする。

 その背中に乗るということはユナと同じ速度で移動し、敵の攻撃を一緒に回避するということだった。

 

 「ユナ!! ストップ!! もう無理!!」


 「今、降ろしたらリンが死んじゃうから我慢して捕まってて!!」


 「いや、もう死ぬ!! 死ぬって言うか、さっきから何回も死に掛けてる!!」


 「大丈夫!! リンが私の背中に捕まってるうちは絶対に攻撃は当たらないから!!」


 「そう言う問題じゃない!!」


 リンの叫び声のお陰で魔物達のヘイトはユナの方へと向かって居た。

 少し離れた後方のミラとミシェリーは群れからはぐれこちらに向かってくる少数を処理するだけなのでかなり余裕が在った。


 「流石に加勢した方がいいかな?」


 「ダメですよ、ミシェリーちゃん。私はリンちゃんみたいにあんな叫び声を上げながらギリギリ耐える体力は在りません。三秒で背中から落ちる自信が在ります」


 「そうか、ならリンには悪いけど二人には頑張って貰おう」


 「じゃあもう少し寝ててもいいですかね? 私、朝弱いんですよ」


 「それは流石に辞めて欲しいかな」


 「もう、ミシェリーちゃんも我儘ですね」


 「えっ……」


 ユナは魔物を討伐して道を切り開き、リンは悲鳴と叫び声を上げ、ミシェリーはミラに困惑しながらも彼女達はアレンの元へと向かうのだった。

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