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memories...  作者: 相原悠
4/5

会いたくない人

美羽は町の中で一番小さいビデオ屋さんに入っていった。


ここは昔からよく通っている場所なので、店のおじさんとも凄く仲が良いのだ。


それに、置いてあるビデオどれも結構古いものばかりだが、味が出ていて美羽は好きなのだ。


美羽がビデオを選んでいると後ろから肩を叩かれた。


振り向くとそこには亜紀が立っていた。


「こんにちは!先輩、こんな所で会うなんて奇遇ですね?」


「あ、亜紀ちゃん!?なんでこんな所にいるの!?」


「なんで、ってひどぉい。ビデオ屋さんなんだから、ビデオ借りに来たに決まっているじゃないですかぁ」


亜紀はちょっと拗ねたように言った。


「それは…そうだけど…。で、でも。亜紀ちゃん此処来るの初めてだよね?」


「あ、はい。初めてです。『古い作品が多いけど、どれも良いのばかりだから行ってみろ』って龍先輩が教えてくれたんです。本当に良いのばかりですね」


そうなのだ。


この店は美羽が初めて龍に教えた店であり、二人の思い出もいっぱい詰まった店なのだ。


「そう…なんだ。。。」


「はい。あっ、そういえば知ってましたぁ?龍先輩、好きな人がいて告白するらしいんですよぉ。そのためにも、その人に釣り合うように努力しているらしいです」


「へ?告白?龍が?誰に?龍は亜紀ちゃんと付き合ってるんじゃないの?」


「やだなぁ。どうして亜紀が龍先輩と付き合わなくちゃいけないんですかぁ。龍先輩と亜紀はただの先輩とこうはいですよぉ」


「そうなんだ…。仲良かったからてっきり…」


「仲良くするのは当然ですよぉ。だって先輩を敵に回したら怖いですもの」


亜紀ちゃんは笑いながら そう教えてくれた。



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