失恋
※この作品は私が中学二年生の頃に初めて書いた作品です。
文章や誤字脱字のところを少しずつ修正して投稿していこうかと思います。
しかし、基本的に大きな修正はしていません。
もしよければ、読んでいただければ幸いです。
ー死にたい。。
この世から消えて居なくなりたい。。
龍に振られた私なんて、生きていたって仕方ない。
生きているイミなんてない。。。ー
美羽は布団をかぶって、ひたすら泣き続けた。
ー私が普段使ってなかった道に居たからだ。
あの道を歩いていなければ、龍と亜紀の幸せそうな顔を見ることなんてなかったー
「二人の幸せそうな顔を見たら、生きる気力も失せちゃった。。。」
美羽は消え入りそうな声で呟いた。
片想いだったけど、美羽は龍と結構仲が良かった。
「美羽」と龍に名前を呼んでもらえるだけで嬉しかったし、幸せだったのだ。
龍は、中学一年の時に同じクラスになって、席替えのたびに近くになることが多かったことから、自然と仲良くなった美羽にとっては初めての異性の友人だ。
亜紀は人懐っこくて、気が利いて,誰とでも仲良くなれる、美羽にとっては妹のように可愛い後輩だった。
「くやしいけれど、あの二人、本当にお似合いだった。私なんて勝てっこない。。。もう、あの二人を見ていたくない」
大好きな二人のツーショット。
大好きだからこそ、今の美羽には考えることも、見ていることも考えることも辛く、再び深く布団を被り、夕飯も食べず泣き続けた