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鉄人  作者: A-kun
3/4

施設

「ん……」

「おはよ………」

「おはよう…………てっ……えぇぇぇぇ!」

寝起きの霊堂を寝ぼけ眼で見ると

なんと着物がはだけていて胸がガッツリ見えてしまっていたのだ……

「………えっち」

霊堂がそうゆうとそそくさと風呂に行ってしまった

「さてと…」

信楽木も風呂に入り、外に探索に行った

「ギュイイン」

空から大きな音がして、空中にスクリーンが映し出された

「皆様おはようございます。

さて先日の死者は630人でした。

運営からのミッション通達が来ています。

皆様腕の端末を見てください。」


信楽木は腕時計を見ると

ミッションが出ていた

「12-24番地の研究施設の中にボスMOBが出現しました

能力は「炎粉」(テルミット)

強力な能力ですので心臓を食べたら、

かなりのアドバンテージになります。

皆様是非ご参加下さい」

「で…霊堂どうする?行くか?」

「んーまだ私達は1つしか能力を持ってないから取りに行った方がいいと思うな」

「確かに、そういや経ヶ岬の能力はどうしたの?」

「貴方がグチャグチャにしたから肉に隠れて何処にあるかわからなくなっちゃったよ……」

「そうか…うっ!」

「大丈夫?まだ背中の傷が痛い?」

「大丈夫だよ。ちょっとあの経ヶ岬の死体の事思い出して、気持ち悪くなっちゃっただけだよ」

「そう…ならいいや。施設に向かいましょう」

「うん」


歩いてから15分後


「そういやさ霊堂はなんで着物なの?」

「孤児院の好きな先生に着物が似合うって言われたんだー」

「あっ……聞いて悪かったね…」

「孤児なのは気にして無いから大丈夫だよ。それより信楽木は親がいていいなー」

「あーー…、

ちょっと言いにくいんだけどさ、

実はあんまり家族ぽいことやってないからさ好きかと聞かれたらうんとは答えれないかな……」

「そうなんだ」

そんな話をしていると何か倒れている

少年が見えた

「信楽木!あれって死体?」

「血が出てないし寝てるだけじゃないか?」

そう言い近くに行くと少年がビクッと

身震いし、顔をあげ僕の顔を見た

すると

急に抱きついてきて泣き出してしまった。

「えーー……とどうしたのかな僕?」

「ん……グスッ……怖い人が追いかけてきたの……」

「んー」

とりあえず可哀想だったので

PT(パーティー)に加えた

「そういや霊堂とPT登録してなかったな」

「そうだねーやろうよ」

「うん。いいよ。」

腕の端末をくっつけて僕らはPTに

なった。

「PTの名前どうする?信楽木。」

「んーそうだなぁ」

「鉄人はどう?お兄ちゃん腕がロボットみたいだし」

「鉄人かぁ…いいね!僕らのチーム名は


     「鉄人」だ

10分後

信楽木は考え事をしていた


そういや家族らしい事は一回だけあったな~

初めて行った遊園地は楽しかったな。

でも母はいつになっても無愛想で楽しくないしらけた人間だったな。

いつもご飯は買ってきたやつか外食だったし、そのくせ成績の話になると

ギャーギャーうるさかったな

まあエスカレーターみたいな人生な自分もどうかと思うけどな

「信楽木!信楽木聞いてる?」

「おお…考え事してて聞いてなかった

すまんな」

「んーもうちゃんと聞いてよー

施設見えたよ。」

「おー!やっぱ大きいなー

デパート位あるな」

「とりあえず中入って「炎粉」の能力

ゲットするよー」

「了解ー、少年……そういや名前聞いてなかったね、名前は?」

「……桓武…桓武祐(かんむゆう)…」

「桓武君ねー頑張って一緒に生き残ろう!」

「……うん…」

「よし!じゃあ入ろう!」

ザッザッザッ

「やっぱ昔とあんま変わんないな、

特にこの無骨なデザインは」

「信楽木は来た事あるの?」

「うん、まだちっちゃい頃だけどね

父さんがまだ研究員だった頃に連れてきてもらったんだー」

「ふーん、意外と家族らしい事してんじゃん」

「母親はいつもいないけどね……

父さんだけは普通に愛してくれたんだ

所長になってから忙しくてあんま

遊べなくなっちゃったけどね。

そういや霊堂は家族の話はないの?」

「あんま分かんないんだ、他の孤児の子は親と面会したりしてたんだけど

私は何故か一回も来てくれなかったんだ

死んではないのは聞いたけど

名前も顔もわからないんだ」

「……姉ちゃん敵いる!……」

「何!構えて!信楽木!」

「おう!」

???「お前らも「炎粉」を狙ってる

奴だな!残念だが「炎粉」は俺が頂く!

回れ右して帰るか俺の「速」に切られて

天に帰るか選ぶんだな!」

「殺しはあんましたくないから研究所から出てくれ!頼む!」

「なめてんのか!?もうこの炭谷町は

殺人、強姦、暴行、なんでもありの

自由な場所なんだぜ!

お前がこないなら俺から行く!!」


戦闘は避けられなさそうだ……


「…守って「茨」(いばら)」

「ボコッ」

「桓武君も能力者だったのか!

なら良かった、桓武君は自分を守って

いて!!」

「……コクッ」

桓武君は頷くと自分の周りに球状に茨の

カゴを作り身を守った。

「霊堂!援護して!」

信楽木が殴りかかった!!

「おせぇ~昼寝できそうだなw」

「ブンッ」

信楽木の拳が空を切った!

「そんな重い塊振り回しても……」

「ヤアッッ!」

霊堂が真横から切り掛かった

……袈裟貰った!

霊堂がそう思った次の瞬間、

「バレバレだよ、君」

「バキッッ」

「うアッッッッ!!」

「霊堂!!大丈夫か!」

「バッシュでクリーンヒットは避けた!

でも…ッ…」

「下がって!回復して!」

「了解」

「さてと……あのかわい子ちゃんは

戦線離脱か…

タイマンだな!」

…来るっ!!

体を右に逸らそうとした時!

「ゴッ」

「チッ、能力の部分だったか…」

…なんだあれ!走ってくる途中に急加速したぞ!……

「次はお前を殴る!」

「ビュン」

「早っ…」

「ゴリっ」

「少々外したか…

全くしぶとい奴だな!!!」

…さっきとは違う!!

速さのレベルが違う…

「うっ……」


「死に晒せ!!」


???「さようなら」


「バキバキバキッッッ」

「うわァァァァァァァァ」

「あの茨…桓武君!?」

「…貴方の能力は曲がれなくなる代わりに速くなる能力ですね……」

巨大な茨の蔦の塊は天井を突き破り、

敵を研究所の外に出した!


「チクショ……

俺の名前は治具間(しぐはざま)

次会った時にお前を殺す人の名だ!!」

「ピューん」

治具が捨て台詞を吐くと蔦に投げられ

何処かに飛ばされた

「桓武君!ありがとう!助かったよ…」

「…いえ…そこまで…」

戦線を離れていた霊堂が戻ってきて

桓武君に抱きついた

「ありがとうー!いい活躍だったよー」

桓武君は少々顔を赤らめ

「………そこまで……」

「とゆうか霊堂」

「んー?どうしたの?」

「治具さ、途中で段違いに速くなったけどあれってなんなの?」

「あーね、貴方が寝てる時に端末に資料が来たんだけど、どうやら能力の強さは

「活動力」で決まるらしいよ」

「その活動力とは?」

「簡単に説明すると生きる力らしい

治具は戦闘で生を感じていたから

能力が強化されたんじゃない?」

「なるほどね」

「……お姉ちゃん達…あっち…」

桓武君が指を刺した方向を向くと

明らかに厳重なドアがあり

「ガンガンッッ」と叩く音が

奥から聞こえる

「あれがボス部屋か……」

「ちょっと怖いな……」

「…お姉ちゃん達…治療剤届いたよ……」

「ああ、そう言えば怪我してるんだったな。」

今のこの環境ではお金ではなく

KP(キルポイント)がお金の代わりだ。

これで医薬品や食料、武器なんかが買える

ドローン配達だから来るまでには多少の時間がいる。

KPの貰い方は

敵やMOBを殺したり、ミッション報酬

なんかでもらえたりするそうだ。


ちなみに経ヶ岬を殺したから、

経ヶ岬が殺される前に持っていたポイントとプラスでキルポイントが入ったから

財布事情は安泰だ。


「よしっ!回復したしボスに行くか!」

「おっー!」

「…おっー」


チーム「鉄人」はボス討伐に行った…….



次回「進化」


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