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かっちゃん  作者: アベベ
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初恋〜友達

 ませガキだった海人は幼稚園の先生を好きになる。それに、友達ができたり、人脈が増えていきはじめた。

 幼児教室は簡単に言うと、幼稚園の午前だけって感じだったと記憶しています。やる事は書いていて恥ずかしくなるような事だ。

 幼児教室は屋内だけでなく、外に出て団地内教室近く(幼児教室は団地の集会所で行われている)の公園で、自由時間があったが海人は独りで蟻を観察している程度だった。

 そんな海人にも、幼稚園に上がり【友達】ができた。と、言うよりも母親の近所の仲で、一緒に通園していたのだ。だから、最初は友達とは言わないただの同い年の仲間だったが、時が経つにつれ(と、言っても、ガキの時は長く大人には短い、数えて数日の事だ)友達になった。更に幼稚園でも友達が増え、段々と人付き合いを学んだ。


 幼稚園では先生に恋をした。まだ幼かった海人だが、結婚するつもりだった。ホワイトデーには800円ものプレゼントをあげた。幼稚園で800円なんてサラリーマンなら100000000円にも等しい。それほど本気だったのだ。

 初恋は卒園と共に去っていった。先生が後に結婚したとの噂を聞く。


 男心と秋の空とはよく言ったもので、小学生になって同級生に一目惚れする。海人はその子が好きで好きでたまらなく、笑わせたりしたが、やってはいけない事もした。スカートめくりだ!


 類は友を呼ぶ。これも名言。男のスカートめくり仲間ができた。


 いっちゃんとうっちゃん。


 この二人とはかけがえもない親友になるわけだが、それはもう少し後の話。


 海人は小学生になって少年野球に入った! いっちゃんとうっちゃんと少年野球、これが海人の人生をより濃いものとする。


 ここで軽く少年野球について語る。


 チームは学年ごとに、チームの中でもクラスが別れる。が、時には助っ人で、クラスを越えて下から試合に呼ばれる事もある。

 練習はだいたい土日に小学校で行う。試合もだ。

 しかし、大会は年に何回かあり、どれも意外と立派なものであった。メダルや旗・トロフィーなど、それはもう本格的であった。


 さて、海人は小学生になってから、少し変化があった。まず、背がクラスで真ん中ぐらいになったのだ。幼稚園の頃は一番後ろだった海人は、この少しの変化も世の中の広さを知るものとなる。


「いろんな奴がいるんだな」


 いっちゃんとうっちゃんと仲良くなったきっかけは、いっちゃんとうっちゃんが【真っ黒黒すけ(まっくろくろすけたい)】という、秘密結社ごっこをしていたのを海人が見つけて、「お前ら……。何やってんの?」と、話し掛けたのがきっかけで、いっちゃん・うっちゃんときたら、海人はかっちゃんだった。

 この日から海人はかっちゃんになる!

 初恋はあっさり終わったが、新しく好きになった女の子……。

 後に親友になるいっちゃんとうっちゃん……。海人はここからかっちゃんとなる!

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