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転生ニートの剣と魔法で最強伝説  作者: 時崎 空魔
第1章  少年編
8/68

8話

 彼女達に魔法を教えることになったので俺はとりあえず3人に魔法石を渡す。


 「これはちょっとしたお菓子みたいなものだ。舐めてみてくれないか?」


 と頼む。魔法石による魔力の増加は俺だけなのかという疑問を解決するためだ。もしこれでだめだったら俺の特異体質ってことになるだろう。

 3人はそれを口の中に入れる。

 (そういや…イリスとミリスは魔法石まだ知らないんだったな)

 双子の妹はやんちゃでよく遊んでいて学ぶということはあまり好きじゃない質らしい。

 (でも、俺から魔法を学びたいって言ってるし…学ぶことはあまり嫌いではないのかもしれないな…)

 まぁそんなことを考えている最中に彼女たちはすこし変な表情を浮かべる。


 「おにいちゃん、これ本当にお菓子?なんか硬くて味がしないよ」


 とイリスが言うと残りの二人もそれに合わせて頷く。

 なるほど…これはやはり俺の特異体質なのか…まぁこんな方法で魔力が増やせれたらみんなとっくにやってるだろう。


 「悪い悪い、ちょっとイタズラしてみたかっただけなんだ」


 と言って少し笑みを浮かべながら謝る。

 二人は不満そうな表情を浮かべる。俺は3人から口から出した魔法石を貰う。

 (こ、これって…間接キスできるよな…)

 あとでシャーリーのやつを食べようと決心する。

 一応まだ10歳なのでシャーリーはそこらへんをまだ恥ずかしがったりはしない。俺の思惑に気づいていないのだ。

 俺はどうやって3人に魔法を教えようか考えるが、今考えても仕方ないので3人に今できるだけの魔法を教える。



 ~~翌日~~~


 「お、おにいちゃん…だめだって…」


 とイリスが途切れ途切れに甘っぽい声を出しながら言う。


 「おにちゃんっ!…そ、そんなに入らないよっ!」


 とミリスが頬を赤くしながら言う。


 「大丈夫、痛くないし」


 と俺は微笑みながら言う。

 さて、ここで誤解を招かないために言うが、決して妹達に性的なことをしているわけではない。するわけがないのである。

 (したくないかって言われたら話は別だけど…)

 まぁそんなことはいいとして、妹達がなぜこんな風になっているかと言うと昨日魔力を増やす方法を考えていたらある方法を思いついた。

 昨日みつけた人型ゴーレムは肉体接触で魔力を補充していた。

 あれは吸われた形だが送り込むことで魔力を与えることができると俺は思う。

 結果、今妹達の片手を握り、俺はそこから魔力を流している。

 それでなぜか知らないが、魔力を送り込まれると体の芯が熱くなってすこし体がむずかゆくならしい。

 (別にそれ目当てでやってるのではなくて、これはあくまで彼女達のためだ、あくまで!彼女達のためだ!)

 大事なことなので2回言いました。

 さて、妹達はすっかりとへばってしまった。俺は腰に手を当ててどうしようかと考えて、一人に目線を送る。

 するとその人物はゆっくりと目を逸らして、私は何も見てないって語ってるかのような雰囲気を出す。

 だが俺に慈悲はない。


 「おいで、シャーリー次は君だよ」

 彼女に苦痛の宣告をする。


 彼女は妹達より長く多くの魔力を送り込んだ。

 するとやはりあっといいう間にへばってしまった。

 だが、肝心なのはここからだ、これで魔力が実際に増えるかどうかが問題なのだ。俺は3人が回復するのを待つ。


 彼女達は回復すると、昨日教えた魔法を可能な限りやるように言う。

 どうにか効果があることを祈りながら彼女達の様子を見る。


 「すごいよ!おにいちゃん!昨日よりいっぱい使えるよ!」


 とミリスが興奮気味に言う。そういうミリスは昨日水の玉は6個しか作れなかったのに今日は30個近くに増えていた。

 5倍である。5倍も増えたのだ。魔法の繰り返しで、増えた可能性もあるが、それだけではないと分かるだろう。俺としては満足のいく結果となった。

 他の二人も昨日より圧倒的に魔力量が増えたようだ。


 ~~数時間後~~


 彼女達の魔法の練習が終わって。一旦屋敷に戻って日ごろの日程である、剣の練習を父とこなす。

 父は的確にかつ、丁寧に教えてくれるので分かりやすくて助かる。

 そして剣の練習が終わるとおれは遺跡に向う。今日は帰るまでの時間をすべてこの遺跡で使い果たすつもりだ。遺跡には魔法の本がいっぱいあり、とても勉強になる。あと人形の様子を見に行くのも兼ねている。

 そういや人形にはメイド服を着させている。遺跡の部屋を探すと見つかったので、それを着せているのだ。

 あとひとつ人型ゴーレムに名前を付けることにした。名前はルースにした。理由はとくにない。



  ~~数時間後~~~


 魔法の本はなかなか面白かった。

 特に面白かったのは、ルースの作り方と魔法の種類だ。

 まぁ、なんかごちゃごちゃしているので実際は良く分かっていない。

 魔法の本は実は男と少女で制作したものらしい。二人で魔法を研究していく上で分かったことを本としてまとめていたようだ。

 まず魔法の種類の分け方などが乗っていた。これは2人が分けたのではなく、もともとこの世界にある分け方らしい。

 魔法は大きく分けると基本魔法と亜種魔法と呼ばれるものに分かれるらしい。

 基本魔法はこの世界での5属性である火、土、風、水、雷のどれか、あるいはその派生魔法の事を指す。たとえば魔法による砂嵐は土と風の派生魔法らしい。

 そして亜種魔法だが、簡単に言うと、基本魔法以外のすべての魔法である、たとえば、重力を作る魔法があるとすればそれは亜種魔法だ。たとえそこに火や水などの5属性を加えても亜種魔法に分類されるらしい。


 (なかなか面白いな…いくつかは持って帰って読んだりするか)


 と言って彼は数冊の本を手にとって、遺跡を跡にした。

誤字脱字等ありましたらおねがいします。

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