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転生ニートの剣と魔法で最強伝説  作者: 時崎 空魔
第2章 冒険者編 ~迷宮都市ルンリューナ~
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54話 巻き込まれたようです。

 俺は思わず平手打ちが来たことにびっくりしたのだが、エルフの少女に事情を説明すると、顔面を蒼白にしながら土下座してきた。


 「恩人なのに!ごめんなさい!」


 と今にも頭をめり込ませそうな勢いで土下座してきたので、俺も慌ててフォローする。


 「気にしなくて大丈夫だから!気が動転してたらしょうがないよ!」


 と慌ててフォローすると、彼女はガバッと顔を上げて、目には水が今にも零れ落ちそうなぐらい潤ませている。

 改めて彼女の顔を見てみると、おでこは赤くなっているが、やはり美少女だった。耳は尖っていて長いのでこれが所謂エルフと言うやつなのだろう。

 たとえ美少女エルフに平手打ちされても、エルフを拝めただけでも良かったものだ。


 「マスター…」


 こちを心配そうにシィリスが見つめる。

 とりあえずこのままではダメだと思ったので、まず自己紹介から始める。


 「えっと、俺の名前はフリード・シーエル…君の名前は?」


 と言うと、彼女は手で目を擦って涙を拭いた後、真剣にこちらを見つめながら自己紹介してくれた。


 「私の名前はエナフィ・フォン・リューナです」


 俺はその名前を聞いてある意味納得した。

 リューナというファミリーネームとエルフという特徴でなんとなくわかっていたが…この子は間違いなく、リューナ伯爵家の娘なのだろうな。

 そう思うと、なんかとてつもないことに巻き込まれてたきがした。

 そんな時。


 「お嬢様ー!どこですかー!」


 と近くから聞こえてきたので、後ろを振り返ると、一人の騎士が走っていた。

 そして、その騎士は俺を見た後、その後ろにいるエルフのエナフィに気づいたようだ。そして…


 「お嬢様!貴様が…貴様が誘拐犯かああああああ!」


 と言って剣を抜刀しながら近づいてくる騎士を見ながら、やはり面倒ごとに巻き込まれたのだなと若干後悔した。

誤字脱字等ありましたら…げふっ。だが、ここで挫けるわけにはいかんのだ…。

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