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転生ニートの剣と魔法で最強伝説  作者: 時崎 空魔
第2章 冒険者編  ~パーナでの活躍~
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幕間 シャーリー・ブラウン 

シャーリー・ブラウン視点


 私の名前はシャーリー・ブラウンって言います。

 私は生まれつき父親しかいませんでした。毎日寂しい思いをしていると、ある日村の一人の少年が声をかけてくれました。

 彼の名前はフリード君。私が通ってる私塾のようなとこの先生の息子さんです。フリード君は私と同じ年なのにいろいろ教えてくれてとても頭がいいです。やっぱり先生の子供だからでしょうか?

 当時一人で父親以外に心を開いていなかった私は、解けない問題に苦戦していました。誰にも頼ることができませんした。

 そんな時、隣から分からないの?って聞いて親切に説明してくれたのがフリード君でした。

 彼はとっても紳士的で端整な顔立ちで、優しく教えてくれる姿はちょっぴりかっこよかったです。

 それ以降解けない問題があればフリード君を頼ることにしました。フリード君は何度聞きにいっても嫌な顔ひとつせず丁寧に教えてくれます。

 そして、フリード君と仲良くなってその家族とも仲良くなることにそう時間は掛かりませんでした。


 ある日、どこかに向うフリード君をその妹ちゃんのイリスちゃんとミリスちゃんと一緒に尾行したことがあります。

 そして彼が洞窟の中に入っていくのを確認すると私達も入りましたが、一本道の奥にはただ大きな門があるだけでした。

 それはなにを書いてあるのかもわかりません。

 私達は一度洞窟の外に出て、フリード君を待ち構えました。

 結構時間が過ぎて、諦めて帰ろうかと思ったときフリード君が洞窟から出てきました。油断していた私達はなぜかあっという間に見つかってフリード君に捕まっちゃいました。


 そして、その後成り行きでフリード君に魔法を教えてもらうことになったのですが、すごいの一言でした。

 私と同じ年なのに、物語で出てくる勇者や王子様のようにすごい魔法を操ります。そして、フリード君による訓練が始まりました。彼の魔法の訓練はすごいです。彼と手を繋ぐと彼からなにかが体に入ってきて徐々に体の芯を熱くします。とってもくすぐったいのですがとても暖かくて気持ちがいいのです。


 そしてある日、一人で集合場所に向おうと、近道のため森を突っ切ろうとすると森で迷ってしまいました。

 そんな時、ゴブリンに襲われたのです。フリード君から教わった魔法で少しの間ふせいで見ましたは、初めてみるゴブリンの姿は今でも忘れないくらい怖かったです。そして怖さのあまり、フリード君の名を叫びました。

 そしてそのすぐ後、周囲を取り囲んでいたゴブリンに火の魔法があたり、ゴブリンを撃退しました。そして私を救ってくれたのはやっぱりフリード君でした。


 その後怒られましたが、2人で抜け出して眺めた夜空は今でも忘れられないくらい綺麗でした。


 そんな幸せなある日。父親に王都へ向うと告げられました。でも、とても悲しかったです。フリード君と別れるのがとても嫌でした。そしてやっと気づけたのです。私はやっぱりフリード君のことが好きだったんだな…って。

 そして、フリード君にお別れの話をすると、フリード君は励ましてはくれましたが、引き止めてはくれませんでした。なぜか目からは涙が溢れ出します。折角応援してくれたのに、逃げ出すなんてひどいなぁと私でも思います。

 だけど、フリード君は追いかけて言ってくれました。


 「シャーリー!俺は君が好きだ!だけど…俺にはまだ君を守るだけの力はない…だから、待ってくれないか!絶対迎えにいくから!俺と…結婚してくれ!」


 私は嬉しさのあまりに涙がこぼれました。勿論返事は「はい」です。

 そして彼から渡された指輪は今でもとても大切にしています。


 そして旅立ちのとき恥ずかしいですが、彼のほっぺにキスをしました。口とのキスは結婚してからなので取っておきます。フリード君も私も顔が真っ赤でした。

 そして、私は生まれ育った村を後にしました。


 (フリード君!待っているからね!)

誤字脱字等ありましたらお願いします。

シャーリーは学園に通っていますが、それはまたあとで出します。

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