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転生ニートの剣と魔法で最強伝説  作者: 時崎 空魔
第2章 冒険者編  ~パーナでの活躍~
42/68

42話 とある組織の事情

 とある暗闇の一室にて2人の影が存在した。

 それは人なのか魔族なのかはたまた獣人なのかは分からない。

 だが人の形のような影は椅子に深く腰を下ろし、もう一人はそれに対して跪くような体制で会話していた。


 「陛下…。パーナ方面の魔力結晶製造工場が何者かによって襲撃を受け、ギルドにも知れてしまいました。申し訳ありません」


 そして男はますます頭を深く下げた。


 「なに、かまわんよ…。それで資金と必要な魔力はそろったのだろうな?」


 と椅子に腰掛ける男がそう尋ねると、男も一度首を縦に振り頷く。


 「えぇ、もちろんです。…あと、計画のほうも順調に進行中です。各地の同士も着々と力を蓄えております」


 と男が言うと、椅子に座る男には満足したような雰囲気が伝わる。


 「よし、ではこれからも頼むぞ…。我らの時代のために!」


 「はっ!我らの時代のために!」


 そう言って跪いていた男は立ち上がると、扉から部屋を出て行った。

 そして一人になった部屋で男は笑いをこぼす。


 「くっくっく…。さて、とうとうあの方を復活させるときが来たようだな…あぁ、真魔王様…お会いできる日を楽しみにお待ちしておりますぞ」


 と言って男はさらに高笑いする。そしてその笑い声だけが、部屋に反響していた。

 そして出て行った男はひとり呟く。


 「パーナ方面…我が同士が捕まったことがあったな…これは調べてみる価値はあるな、あそこの奴らにはずいぶんと世話になった。そろそろお礼を返さねばな…ふふふ、あの老いぼれの座もいずれ私が…」


 この男もまた一人でに笑っていた。

 誤字脱字等ありましたらおねがいします。

 今回は区切りがいいように短めです。

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