17話
俺のゴーレム2号が起動した。
でも、なんか…このゴーレムからは…アホの子の気配がする。
「うーん!ご主人様っていい匂いです!」
と言ってゴーレム2号は俺に抱きついてきた。
胸のやわらかさを服越しに伝わってきて体温も伝わってくる。
って…あれ?
俺は体に異変を感じ、その原因を調べるとゴーレム2号に魔力を吸い上げられていた。
「ちょ…!た、タイム!」
と言って強引にゴーレム2号をを引き剥がす。
ゴーレム2号はきょとんとした顔をしている。そして視線を下に下げるとゴーレム2号の裸体が露になる。
「ひ、ひとまず服を着てくれ!」
と俺が顔を赤くしながら言うと、ゴーレム2号は首を少し傾げる。
だけどゴーレム2号は俺の命令ということで頷いた。
「わかりました。ご主人様」
と言ってゴーレム2号は服を着替えた。
服を着替えたが、ゴーレム2号はちょっと苦しそうな顔をしている。そのわけは胸が大きすぎて服がキツキツなのだ。
なんというか…ちょっと可愛らしい。
「ル、ルース…代わりの服とかないのか?」
と聞くと、ルースはお辞儀をして了承の意を示す。
「かしこまりました。ただいま探してまいります」
と言ってルースは遺跡の部屋の1室へと探しに行った。
その間、アホの…ゴーレム2号と一緒に残ったわけだが、ゴーレム2号は不機嫌そうな顔をして頬を膨らませている。
「ど、どうしたの?」
と聞くと、ゴーレムは不満げに言う。
「ご主人様!私にも名前がほしいです!」
とゴーレム2号はこっちに詰め寄って頬をふくらませて不機嫌だよアピールをしている。
「そ、そうだな…じゃあ…リナ…でどうかな?」
と言うと、ゴーレム2号はきょとんとした顔になってリナという言葉を復唱している。そして思いっきり笑顔になる。
「ありがとうございます!ご主人様!」
とリナは嬉しそうに答えた。
大変申し訳ありません。最近忙しいもので…明日にはもう1話書きたいと思っています。
誤字脱字等ありましたおねがいします。




