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未来知識で逆行した現代でスローライフを目指す  作者: Edf
第八章 沖縄死闘編
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第五十五話 旅の終わり

 大輔です、ホテルに戻った時は既に0時を過ぎていたのですが、誠司君が起きてました、何故か俺だけ叱られる羽目に解せぬ


 さて翌日からは観光巡りの再開です、剛田さんにガイドしてもらい各名所を巡ったり

 第一牧志公設市場にて沖縄独自の素材を使った料理を頂いたり

 剛田さんお勧めのスポットである隠れビーチにてアンダードッグの皆も合流して海水浴に行ったりもしました


 沖縄の海の透明度と、沖に見えるエメラルドブルーの海はまさに圧巻、皆心ゆくまで楽しみました

(一部沖合にて銃を実射してはしゃいでいた爺さんの事は脳内から消去しておく、誤魔化すのに苦労したぞ)


 そして沖縄最終日、アンダードッグの皆とはここでお別れです、今度は四国周りして冬には帰って来るとの事


「大輔、本当に来年そのイケテンって番組が始まるんだな?」


「うん、皆の目標にはもってこいでしょ?」


 そう、来年からあの伝説の歌番イケるバンド天国が始まるのだ、アンダードッグの目標としても最高だろう。


「あ〜、全国のバンドとTVの大舞台で戦えるのか!」


 やべ〜、由佳さんが恍惚の表情でうっとりとしてはる!

大なり小なりだが他のメンバーも由佳さんと変わんない状態だ、これはもうそっとしておくしかねーな


「じゃ、じゃあ頑張ってね!」


「大輔見てろよ、ワタシ達の力を!」


 昴さんが完全にイキった状態で車で走り出す、事故らなきゃいいけど……


 さて地元に帰る前に『ハイサイ』に寄って最後の昼食と行きますか


 皆で剛田さんと一緒に『ハイサイ』に寄ったのですが、何やらまた揉め事? がおきてる様子


「だから今まで順当に返済してるだろう? 何故ここに来て全額一括返済なんて事になる!」


「前の担当がどうだったかは知りませんが、今回は一度返済をして貰う事になったんです、これは覆る話じゃないんですよ、取り敢えず全額返済をお願いします」


 どうやら銀行からの貸し剥がしにあってるようだ、しかし変だな、ブラックフライデーの影響にしては半年程遅い、今の日本の景気は既に回復も終わり、それ所かバブルに突き進んでるんだが?


 店長や舞子さんや武さんが困惑してる中、ふと表を見るとジェフと例の取り巻き3人組がニヤニヤ笑いながら此方を伺ってるのが見えた

 さては裏で勝てないからって表から搦手で来たのか? なら話は早いこっちで完璧に対処してやる。


「店長、少し電話をお借りしても良いですか?」


「あ、ああ構わないよ」


 俺はとある相手と連絡して事情を説明して受話器を切る。

数分後折り返しの電話が鳴ったのでそのまま俺が対応し説明をしたとこで、目の前の担当の奴を呼んでそのまま受話器を渡す。

 不審に思いながらも受話器を受け取った担当が対応すると


「はっ? 負債は全額本店の方で引き受けるって、そんな馬鹿な!」

「は、はい、えっそんな殺生な、もしもし、もしもし!」


 電話を受け取ったまま呆然としてる担当に対し


「やあ残念だったね、所で表にいる君の友人達に伝えておいておくれよ、勝てないからって搦手で来るなら、俺が億単位でも相手してやるって」


 俺は剛田さんに表を指し示すと、にっこり笑った剛田さんが担当を連れ表の連中に挨拶に行った


 これで完全に向こうも折れるだろう、流石美和子さん話が早いぜ


 この後、剛田さんや店長や舞子さんには御礼を言われたが、俺は「この店の価値を考えたら当たり前です」と力説しどうにか納得して貰った。

 店長の腕を考えればここで貸し剥がしとかあり得ないって


 その後、また店長に腕を振るって貰い大満足した俺達はようやく沖縄を後にするのだった。


 さらば沖縄!


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