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未来知識で逆行した現代でスローライフを目指す  作者: Edf
第六章 反撃の狼煙をあげよ
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間話六 そして伝説へ

1988年2月10日


この日、ある伝説が幕を開ける


 俺は美和子さんに頼みこんで奈々さんを借りると、2月9日夜から付き添いをお願いし、現在量販店前で並んでおります


 流石に深夜中学生だけで行列に並ぶのは無理があったのだ、小次郎も並ぶつもりだったようでしたが断りました


 そうこの日、とある伝説的ソフトが発売されるのである、その名も『ドランゴクエストⅢ〜そして伝説へ〜』


 数々のユーザーを虜にしたDQシリーズ3作目にして頂点の一角とも呼ばれる伝説的ソフト


 発売前から口コミで、これは凄いゲームだと噂となり現在その噂にたがわらず発売前日から長蛇の列です

まあここは、発売日0時に整理券が配られるのでそれを待ってる所ですが


「奈々さん、付き合って貰ってすいません!」


「いえいえ付き合うも何も私も欲しいんですから並んでるんですよ!」


流石奈々さん、ゲーマー属性も完備しているのか!


 その後深夜0時、2人共無事整理券を貰ったので帰宅、翌日健太を伴ない商品を受け取りに来ました


 帰りは注意しながらの帰宅となります


 何故かと言うとDQⅢ強盗事件というのがあったのを未来知識で知っていたからです


 商品購入後、帰宅途中まさかと思いましたが高校生3人組に呼び止められます


「それ持ってんのDQⅢだよな、俺達に見せて欲しいんだけど?」


 俺は商品の袋を抱え怯えた振りをしつつ、後方へと逃げる振りをします


「「「待ちやがれコラー!!」」」


 完全に健太から注意がそれた瞬間、健太が後ろから特殊警棒の柄の部分で3人を叩き伏せ戦闘能力を奪い

 後ろ手にして両手の親指部分を持ってきたテープでグルグル巻きで拘束、両足も靴紐を使って海老反りで拘束

 此処まで3分も掛かっていません手際が良すぎる、お前は追い剥ぎか?


 まあ事前に絡まれたらどうするか、シミュレーションしていたので対応する事ができた訳ですけどね!


 その後近くの交番に駆け込み事情を説明、警察官が3人を尋問した結果、他2件の犯行を認めそのまま3人は補導


 強盗されたDQⅢに関しては、警察の方で調べてちゃんと持ち主に返すよ、という説明を受けようやく安心して帰る事ができました


 健太にお礼を言って別れて自宅に辿り着くも、既に時間は夕飯直前の時間、大慌てで玄関を開けるとそこにはジト目をした小次郎がいました


「兄ちゃん、遅すぎる!」


 どうやら2時間以上も待たされて相当おかんむりらしい、どうにかご機嫌をとりながら夕飯後、ようやくアレフガンドの地に降り立つのであった


DQⅢ ゲームとして初めて社会現象にまでなった伝説のゲームソフト当時の熱気は凄まじかった

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