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未来知識で逆行した現代でスローライフを目指す  作者: Edf
第2部 第11章 またもや襲いかかる政治のお話
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恐るべき子供達

 終わりと言って直ぐになんなんですが、何故か突然頭に浮かんだ馬鹿話が、あっさり書けてしまったので投稿

 風間美和子、株式会社ネクスト代表の彼女は3男2女の子を持つ母でもある。


 その美和子は、今ちょっと頭の痛い問題を抱えている。


 子供達は連れ子の差異なく愛しているのだが、末の娘が今頭痛の種になっているのだ。


 原因は3歳の頃、暇な時に娘の面倒を見ていた三男(馬鹿2号)が、絵本がわりに己のバイブルと呼ぶ、とある漫画を見せた事がキッカケだったのかも知れない。



 最初に気付いたのは、公園で転んで膝を打ち擦り傷を作った時の事だ、泣くと思ってた娘に立ち寄ろうとするも、何事も無くすくっと立ち上がり


「ちっ、(不運)ハードラックと(トラブル)ダンスっちまった」


 その時は、何かおかしな言葉を吐いた娘に違和感を抱いただけだったのだが。


 この間、末娘が誕生日のプレゼントを聞いた次男に、新しい三輪車をねだっている所を偶然目撃


「ワハハハ、何ならフェ◯ーリの三輪車でもイイぞ〜!」


「何それイイ!(超)欲しい!」


 おそらく冗談で言ったと思われるのだが、すぐに飛びついた娘は猫を被りおねだりを開始、なんやかんやで末娘に駄々甘な次男(馬鹿1号)は、二桁万円を超えるそれを、本当にあっさり買い与えてしまったのだ、その時にぼそっと呟いた娘の言葉


「手に入れた、手に入れたぜ、無敵の赤い跳馬をよ〜!」


 この言葉には、もうそれってアレよね?アレしかないわよね?と思わずにはいられなかった。



 翌年、保育園にデビューした娘が3日で保育園を占めたと聞いた時に、私は膝から崩れ落ちてしまった、あの天使だった我が娘に何をやらかしてくれちゃってるのよ、あの馬鹿ブラザーズは!



◆ ◇ ◆ ◇ ◆


「姫花〜」「姫花ちゃん」「姉御〜」


 私が保育園に入園してすぐ仲良くなった仲間達が、何やらぼろぼろになっていたので話を聞くと


「ごめん姫花ちゃん、今日遊ぶ予定のジャングルジム、翼組の年輩の子達に取られちゃった、ぐすん」


「今日は僕達の番だったから、皆で返してと言ったのに突き飛ばされちゃって、うぇ〜〜ん!」


【ビキ!ビキ!ビキ!】


「ひ、姫花ちゃん?!」「姉御?」


 私はすくっと立ち上がり


「行くっかね〜だろ〜、無敵の風魔姫裏の看板を払い戻しによ〜!」


「「「うん」」」


 後に、◯◯町最強の幼稚園児と呼ばれる風間姫花と、そのチーム風魔姫裏の若き仲間達との初陣となる出来事であった。


ちなみに、風魔姫裏はカマキリと呼びます。

小次郎が姫花に何を読み聞かせたのかは秘密

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