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未来知識で逆行した現代でスローライフを目指す  作者: Edf
第二部 第10章 未来へと向かって
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第75話 宝塚記念の後

『4コーナーを周り最後の直線、来た、来た、中を割ってカザマテイオーがやって来た〜、残り200m逃げ粘るメイジパーラー、粘る粘る、あ〜っと、だがここでカザマテイオーあっという間に並ぶ間もなく抜け出した、カザマテイオー先頭、カザマテイオー先頭、2馬身3馬身と抜け出し今1着でゴールイン、初の古馬との競争も全く問題ありません、この馬は強い!』


 観客の大声援を受け今目の前をテイオーがウイニングランで駆け抜ける、まさに完勝である。


 隣では小次郎と真理子さんが跳び上がって喜びを露わにし、またその隣では外村さんともう1人、大吾さんがお互い肩を叩き喜んでいる


 そうあの時の約束を果たす為、今日は阪神競馬場まで大吾さんを招待したんだ。


「大輔やったな! まさか阪神競馬場まで連れて来て貰って、しかもカザマテイオーの勝つ所まで見せて貰えるなんてな、本当に最高だ」


「阿呆、テイオーが勝つのは当たり前じゃ、なんせワシの孫みたいなもんじゃからの! ワハハ」


 この2人いつの間にか仲良くなったよな、例のジュリアンナで俺がVIPルームから戻って来た時、2人共ベロベロに酔っ払いながら肩を組んで盛り上がってたからな、外村さんが大吾さんを滅茶苦茶気に入ったらしい。



 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


「オーナー何とか勝てましたよ!」


「流石に古馬相手は楽ではなかったですね」


「はい、メイジのお嬢様の逃げ足は想定の倍くらいの強さでしたね」


「それを負かしたのですから胸を張って下さい」


「当然です、テイオーも私の想定を超える成長で答えてくれたのですから」


 俺達は握手を交わし健闘を讃えあう、さて口取り式だ。


 本日は大吾さんと外村さんに中央をお願いした、流石に恐縮して断ろうとする大吾さんだったが、一生の記念だからと外村さんが誘い写真撮影に臨んだ、良い口取り式になったよ


 その後大吾さん達はトンボ帰りの俺達を他所に、祝勝会だとチームテイオーを引き連れて夜の大阪の街に消えていった、くそ羨ましいんですけど!



 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


 翌日


 朝目を覚ましいつものルーティーンを終え朝食中


「永遠TV付けてくれ」


「いいよ〜」


 TVをつけ朝のニュースを見る、何やら国会前から緊急生中継の模様


『お伝えした通り、現在国会前から生中継でお送りしております、あっ、見えてきました風間議員です』


『風間議員お答え下さい、本当に報酬として現金を受け取っていたのですか?』


『あの時、金角議員を退陣させた裏でこのような事をなさってたのなら大問題ですよ!』


「申し訳ありませんが現在調査中の為、議員にはお答えを控えさせて頂いておりますので、後程会見を開き回答とさせて頂きます」


 議員秘書の回答も耳に入らないのか、マスコミが更なる追求をしてる様子がTVに映し出されていた


 俺達はTVに映し出されてる映像を唖然としながら見続けていた、その背後で電話の呼び出し音がなり続けているのに気付く事はなかった


お読み頂きありがとうございます、皆さんの閲覧励みになっております


 後もしよろしければいつでも結構ですのでブックマークの登録や↓欄の☆☆☆☆☆にご評価して下さると大変嬉しいです

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