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未来知識で逆行した現代でスローライフを目指す  作者: Edf
第二部 第10章 未来へと向かって
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第72話 秘密会談②

「総理、どうぞ此方へ」


 信康さんがそう言って先程自分が座っていた俺の正面の席を譲り本人は俺の左隣へ座る


「お待たせしましたね、まず自己紹介といきましょう、私は宮沢貴一と申します初めまして風間大輔君」


「ぞ、存じております、私はそこに居る風間信康の甥にあたります風間大輔と申します、よろしくお願いします」


 流石に現役の総理大臣の登場に緊張してしまい、絶賛混乱中である


「ふん! 本来ワシらが作った場に割り込んできおって」


「まあまあ先生、落ち着いて」


 ああ、そう言えば最終的に納得はしたものの金角さんは宮沢さんを総理にするの最初反対してたんだったか? 仲は良くないのかね?


「すいませんね金角先生、しかし私も風間大輔君に是非お話を聞いておきたいと思ったものですから」


「ふん! ワシは信康君の尻を蹴っ飛ばしワシの首を取れと言った若者に興味を持っただけじゃ、財務畑の君が彼に何のようかね?」


「そうですね、まずそこから説明させて頂きますか」


 そうだよ、いきなり現役の総理大臣が出張って来て一体俺に何の用があるって言うんだろう?


「私は先程金角先生が申し上げた用に財務畑の人間ですので金融関連の情報にいち早く接触する機会が多い訳なんですが、ここ最近とんでもないスピードで成長をしている企業を目にしておりまして、ネクストと言う企業何ですがね?」


 うげ、ネクスト絡みで目を付けられたって事かよ! 俺は背中から嫌な汗が流れるのを止められなかった


「そうですね単刀直入にお聞きしましょう、実質的にネクストを動かしているのは貴方ですよね、風間大輔君?」


 目の前で驚愕してる信康さんと金角さんを他所に、俺は逆に血の気が引くほど冷静になり始める、ふむどの経緯からそう思ったんだろう、ブラフか?


「……何故そう思ったのでしょう、普通に考えてネクストを1大学生、いやネクストの拡大期ならあの頃は中学生か高校生の頃ですか、あり得ないでしょう?」


 とりあえずカウンターを打ち込んでみる、さてどう出る


「実はネクストに関しては一部上場の頃から調査をさせて頂いていたのですが」


「何か問題でもありましたか?」


「いえいえ何も問題ありませんでしたとも、例のMSとの関係も綺麗なものでしたし、どこか特定の海外の人間との繋がりがある訳でもなかったですし、他企業と癒着等してる様子もない」


「良かった、何も問題は無いのですね?」


「いえ問題が無いのが問題と言いますか、経歴が綺麗過ぎるのですよ、普通このようなスピードで上がってくる企業は何かしら他所と関係を持つのが普通なのですが、ネクストに関しては殆ど自力だけでのしあがってる」


「でもそういう企業だって無いわけでは無いでしょう?」


「そうですねゼロとは言えないでしょう、ただネクストの場合身の処し方が完璧と言うか、貴方達はバブルと言うのでしたかな? その景気の波を完璧に乗りこなしている、引き際も含め完璧です流石に異常過ぎます、なので家族関係含めてネクストを調べさせたのですよ」


 俺が無言な事で更に先を話始める総理


「まず貴方の母親である現代表の美和子氏について調べました、以前の会社に勤めてる間、投資の『と』の字も周りは聞いた事がなかったそうです、そんな彼女がいきなり会社を辞め投資コンサルティング会社を立ち上げ、バブルの波を完璧に乗りこなし大企業のCEOまで成り上がる、まさにシンデレラストーリーですな、だがそんな事はあり得ない、そこで更に詳しく調べていく内に、中学の頃からネクストの投資アドバイザーと名乗る人物に辿り着いた訳です、貴方ですよね大輔君?」


 話を聞いて驚愕している金角氏と信康さんを他所に最後の抵抗を試みる


「中学生の戯言とは思わなかったんですか?」


「そうですね、ただ無知の素人だった貴方の母親がと言うよりは可能性が有ると思いました、稀にそういう天才がいる事は聞いてますからね」


 まあ俺の場合は才能というより未来知識からくるチートなんだが、俺は深く溜め息を吐き


「ふ〜、そうですねネクストを動かしてるってのは語弊がありますが、指針を出していたのは自分で間違いありません」


 正直に告白する事にした。


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[気になる点] 総理が「バブル」とか知っているって事は、もしかして盗聴器とか仕掛けられているのか?
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