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未来知識で逆行した現代でスローライフを目指す  作者: Edf
第二部 第7章 1991年後半も色々とあるんです
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間話 競馬ゲームの始まり

「ねえ兄貴、何を買って来たの?」


「うん、ダービーステークスって競馬ゲームだな」


「えっえっ? 競馬のゲームなんてあるの?」


「今日発売のファミリアコンのゲームだ」


「え〜、時代はスーファミの時代だぜ、今更ファミコンなんて?」


「とりあえずやってみな?」


 そう、ようやく競馬ゲームがこの世に生まれ出

たのだ、このダビステは競馬ゲームの原点である


「う〜ん、ファミリアコンか〜、まあやってみるよ!」


 しまってあったファミリアコンピューターを久々に取り出した小次郎は早速ダビステのゲームカセットを差し込みゲームを始める


 だが今までのゲームと余りにも違いすぎて戸惑った小次郎は早速俺にヘルプを願う


「これどうやって進めれば良いの?」


「これは生産者となって仔馬を産み出して育成するゲームなんだ、まずはその牧場にある牝馬に種付けを行って時間を一年飛ばしてみな?」


 俺の助言にしたがって小次郎が進めていく


「あっ、シンホリルドルフが居る、これを付けたい!」


「残念ながら、今の牧場にはルドルフを付けるだけの予算は無いな」


「え〜っ! そんな〜」


「零細牧場の悲哀って奴だ、まずは安い種馬をつけた競走馬で勝って貰わないとな!」


「くそ〜、いつかルドルフを付けてやるからな〜」


 徐々にハマりだした小次郎はとりあえず俺のお勧めであるモーニングフローニングを種付けてゲームを進める


「おお、産まれたよ兄貴!」


「よし、仔馬が生まれたのでもう一度種付けできる、あと2年立ったら今の仔馬がレースに出れるぞ!」


 仔馬にカザマダイオーと名付けたあと、今度は自分の考えで種付けをおこない仔馬の育成時期まで進めた小次郎は、俺の調教の説明もすぐ理解してゲームを進めていく、やはりリアルで競馬に関わって来たからか飲み込みが早いな


 その後順調にゲームを進めてた小次郎はようやく新馬戦を迎える


「よしダイオー負けるな!」


 ん〜、印は微妙だけど勝てなくは無いって所か?


 レースがスタートしダイオーは後方からの競馬に、四コーナーを回って直線いい脚を使って上がって来たダイオーは見事差し切り初レースにして新馬戦勝利を勝ち取った


「うお〜、ダイオー良くやったぞ!」


 この時点であれだけファミコンソフトだからと馬鹿にしてた小次郎の姿は影も形もなかった


 その後ダイオーはG1こそ勝てなかったものの、そこそこ資金を稼いで牧場は潤った、その予算を使って数々の馬を育てた小次郎は完全にハマったようで夕ご飯になってもTVに釘付けだ……この流れは不味いぞ!


「小次郎、大輔、いつまでゲームやってるの! いい加減にしないとゲーム没収よ!」


 といつもの流れにより2人して美和子さんのお叱りを受けましたとさ、とほほ



 小次郎はこのダビステにどハマりしたようで、隙を見てはファミコンに取り付きダビステをやっていた、結果年末を迎える前に見事ダービーを制したようだ、感動の余り泣いている小次郎を見て周囲がドン引きしてたのは言うまでも無いだろう


 俺のせいじゃねーぞ!


すいません、考えてたストック分がなくなりました、今後は少し投稿ペースが落ちると思います、申し訳ありません、閲覧をして頂いてる皆様方ごめんよ

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