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未来知識で逆行した現代でスローライフを目指す  作者: Edf
第二部 第7章 1991年後半も色々とあるんです
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第55話 小さな天使が可愛すぎる!

「「「「「「ふわぁ〜!」」」」」」


 目の前には小さな天使が眠っていた。


「「可愛い〜〜!」」


 由佳さんと永遠の女性陣は既にメロメロとなっている


「美和子、本当に本当にありがとう!」


「どういたしまして、ほら貴方の娘よ!」


「ああ、可愛い、本当に小さな天使みたいだ」


 2人特に晴彦さんは感極まったのかぼろぼろ泣きながら赤ちゃんを抱っこしていた、その晴彦さんが何を思ったのか突然


「大輔ありがとう、君が応援してくれたお陰だよ、この子が君の妹だ」


 そう言って俺に赤ちゃんを渡す、美和子さんが晴彦さんが俺の事を呼び捨てにした事で驚いている、俺は赤ちゃんを受け取ったのだがその時


「あ、あ……」


 俺が以前自分が生きていた時代を含めて、過去の記憶が走馬灯のように頭の中に流れる。


「兄貴? 大丈夫?」


 周りが俺を見て驚いていた


「なんだよ?」


 俺が聞くと、どうやら俺はぼろぼろと泣いているらしい、俺が泣く所を殆ど見た事がない皆が驚いていたようだ


 仕方がないだろう、この時代に流れ着いて色々歴史を塗り替えて来たけど、こんな魂を揺るがせる様な感動を与えてもらったのは数少ないのだ


 俺は慌てて涙を拭いて誠司へバトンタッチして赤ちゃんを渡す


「俺達の妹だぞ兄貴!」


 渡された誠司も感極まった様子で赤ちゃんの顔を覗き込んでいた、その後皆に順番に赤ちゃんを抱いてもらった所で


「はい、そろそろ赤ちゃんとお母さんを休ませてあげてね!」


 看護婦のお姉さんに言われて渋々ながら外に出る、晴彦さんは医療スタッフ全員に感謝してお礼していた、俺達も慌ててお礼して回ったよ



 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


 12月に入り退院した美和子さんと赤ちゃんがようやく家に帰って来た


「「「「「「お帰りなさい!」」」」」」


「ただいま〜!」


 全員でさっそく2人を囲む


「姫花ちゃん、またお顔が可愛くなったね〜」


「毎日見て来たからな、1日1日変わって行くのを実感出来たぜ」


 永遠と由佳さんの2人は毎日病院行って顔を見ていたからな、何で知ってるかって? 俺も見に行ってたからに決まってるじゃん。


「姫花ちゃん、大輔兄ちゃんだぞ!」


 俺がさっと姫花ちゃんを抱っこする


「ちょっと大輔、普通父親である僕が先でしょう?」


「はっ? 俺の妹なんだが?」


「僕の娘だよ!」


「「ぐぬぬぬ!」」


「また始まったよ!」


 誠司が呆れ返ってるが仕方がないのだ、ここ数日どちらがより姫花を可愛がってるかで争って衝突していたからな


「2人共、良い加減にしなさい!」


 美和子さんに姫花を持って行かれた


「あ〜!」 「そんな僕にも抱かせて!」


「知りません!」


 美和子さんが裁定に入るのもいつもの日常になりつつある


 こうして風間家に産まれた天使は新しい家族の一員となりました。


お読み頂きありがとうございます、皆さんの閲覧励みになっております


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