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未来知識で逆行した現代でスローライフを目指す  作者: Edf
第二部 第7章 1991年後半も色々とあるんです
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第53話 帰宅後の大混乱!

 色々あったソロキャンプを終え、ようやく家路に着いた大輔です。


「でな、これが釣ったニジマスを使ったちゃんちゃん焼きな?」


「ふむメインに味噌を使った焼いた魚と野菜の炒め物か?」


「寒空の下、外の景色を見ながら喰らうのがまた良いアクセントになって美味いんだなこれが!」


「……大輔、今度キャンプ行く時は絶対に俺も連れてけ、釣った魚をその場で調理するのか、興味深い」


「そうだよ、ソロなんて言わずに俺達も連れてけよ兄貴!」


「わかったわかった、今度はお前らも連れて行くから、な?」


 案の定帰って来て映像を見せびらかす俺に対し興味と不満を訴える兄弟達、色々あったが良いキャンプだったぜ。


 俺が皆にキャンプ自慢していると


「何ですって〜!?」


 美和子さんが大声を上げると晴彦さんが赤ちゃんが驚くからと宥めている、もう予定日が近いんだよな美和子さん、その間何だ何だと集まった俺たちに対し由佳さんから驚きの告白


「「「「はあ〜! 妊娠した〜!」」」」


「ま、まあそう言う感じ」


 照れ臭そうな由佳さんに対し美和子さんが


「貴方、この間本家で泰子姉から叱られたばっかじゃないのよ、また私が説得に行く羽目になるなんてゴメンよ?」


「大丈夫だって、あの後また2人で本家行った際に康二に妹の事頼みますって言ってたし、私にも好きにしなさいって言ってたから」


「……康二さんへのお願いは貴方に無茶させないでって釘を刺したのよ、貴方に対しては匙を投げただけよ、はあ、また泰子姉に怒られるわ私が」


 落ち込む美和子さん、此処は少し落ち着いて貰わないとお腹に触るから、そうだ!


「とりあえず落ち着いて美和子さん、その突然だけど俺からも報告があって」


「何? 大輔君も私を驚かす気?」


 反睨みの美和子さんに対し


「いやそうじゃないよ、少し興味のある大学があって、もしかしたら進学するかもって話を」


「本当! 是非行きなさい、大学は勉強するだけじゃないの友好関係を作り人生を豊かにする場でもあるのよ、全力で応援するわ!」


 ふんす!ふんす!と鼻息も荒い美和子さん、いやだから落ち着いてって


「はあ〜良かったわ〜、これで少しは安心したわ、大輔君が大学行く気がないって聞いて心配してたの」


 そんなに不安にさせてたのか、悪かったな〜


「所で何で気が変わったの? あれだけ大学なんて面倒くせぇって言ってたのに?」


「いやキャンプの際に崖から転げ落ちた時に知り合った大」


「ちょっと待って、今なんて?」


 あ、こりゃあマズイ


「大輔、あの時会った大吾って奴に助けられたって事か?」


 由佳さんにも問い詰められ思わず「うん」と頷いてしまう


 ふうっと貧血気味に気を失う美和子さんに慌てて駆け寄る晴彦さん


「ちょ、ちょっと美和子、無事か? 大輔君、美和子を刺激しないでくれ!」


 これは完全に俺のミスだ


「ご、ゴメン、美和子さん」


 俺が謝ると大丈夫って手を挙げるも、突然


「いたた……すみません貴方、陣痛が始まったみたい」


「「「「「「!?」」」」」」


「き、救急車ーーー!」


「110だっけ? 119だっけ?」


「キャー、大変ーー!」


 全員が大混乱となり、風間家の長い夜が始まった


お読み頂きありがとうございます、皆さんの閲覧励みになっております


 後もしよろしければいつでも結構ですのでブックマークの登録や↓欄の☆☆☆☆☆にご評価して下さると大変嬉しいです

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