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未来知識で逆行した現代でスローライフを目指す  作者: Edf
第二部 第4章 伝説の幕開け
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間話 とあるG1馬オーナー代行のお話 前編

「本日は取材をお受け頂き有難う御座います」


「いえ、構いませんよ、頭をお上げください」


「有難う御座います、では早速ですがまずカザマテイオーの皐月賞勝利おめでとうございます!」


「ありがとうございます、いや〜、こうやって取材を受けると本当に勝ったんだなって気分になりますね〜」


「ようやく実感が湧いて来た感じですね、あと一つ質問が、オーナー代行という事ですが?」


「はい、名義上は代行となっていますが、実質的には私がオーナーと言って間違いありません、ほらまだ未成年なものですから、会社の馬になってる訳でして」


 そうなのだ、この人はまだ高校三年生なのである


「ああすいません、年齢や身元のバレそうな会話はオフレコでお願いしますね、安全上問題がありますので」


「はい、心得ております」


 まるで年配の方と喋ってる様な気分だ、しっかりしてる本当に高校生?


「では、最初にカザマテイオーとの出会いをお伺いしてよろしいでしょうか?」


「最初の出会いは会社の顧客のお客様に永浜牧場に連れて行って貰った時ですね」


「そこでテイオーに出会ったんですね?」


「実を言うと最初に出会ったのは僕じゃなく弟の方なんですよ」


「えっそうなんですか?」


「はい、お互い一目で気に入ったらしくて、テイオーは人見知りで初見の人は寄せ付けなかったらしいんですが、俺が見た時は既に大の仲良しみたいな状態だったんです」


「ええっ、テイオーって人見知りなんですか〜、競馬場では皆に愛想を振り撒いてる感じじゃないですか?」


「パーソナルエリアに入ってこなければ背景として認識しないらしいんですが、エリア内に入ってこられると直ぐに離れていきますよ、ああ見えてプライドが高いですので」


「そうなんですね、意外でした」


「まあそう言う訳で、弟が仲良くなったのがキッカケでテイオーを僕も見たのですが、正直見た目はこれと言って目立った所はありませんでしたね、ただまず驚いたのがその柔軟性ですね、こう全身バネって感じで」


 牧場関係者に聞いた話もそうでした、馬格が良くなくそれ程期待馬ではなかったそうです


「あと一完歩の飛びの大きさもすごかった、結局僕も一目惚れした訳でしてその日の内にこの仔が欲しいと牧場の人に直談判したんです」


「え〜当日ですか? それに高校生が競走馬を購入って普通無理なんじゃ?」


「ああ、ここもオフレコでお願いしますね、間違いなく自分の資産でテイオーは購入しておりますので、未成年という事で資格は会社の方にお願いした形ですが」


「ええ〜、高校生ですよね!」


「すいません、詳しくはノーコメントという事で」


 テイオーの事も気になりますが、このオーナー代行の事も気になって仕方がないですね、その辺取材させて貰えないでしょうか?


 取材は後編へと続きます


お読み頂きありがとうございます、皆さんの閲覧励みになっております


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