表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
未来知識で逆行した現代でスローライフを目指す  作者: Edf
第二部 第4章 伝説の幕開け
117/195

第30話 クリスマス事件

 前日テイオーが2勝目を挙げた翌日、1990年のクリスマス、今日はクリスマスパーティーとの事で山名家の皆も集まり準備中です


「誠司、残り料理の準備は終わった?」


「問題なし、あとは盛り付けだけだよ、永遠〜」


「こっちも終わり、小次郎兄そっち持って」


「了解、じゃあ持っていくぞ!」


 準備は子供達でやり大人の2人はのんびりとさせると皆で決めたのだ


「うっし、じゃあ皆でリビングに行きますか」


 リビングに行くと2人は談笑しつつ仲良く会話していた

 くっ、付き合ってるのは分かってるがやはりこう来るものがあるな



「はい、それじゃあパーティーを始めましょうか」


 美和子さんの合図でパーティーを始める、皆でジングルベルを歌い、プレゼント交換などを行いパーティーは進んでいく


「む〜、このスープ絶品だわ、誠司腕を上げたな」


 流石にもう料理の腕で誠司には勝てないわ


「ありがとう、このスープは料理研の部長から教えて貰ったレシピでようやく納得いくものが出来たから自信作だよ」


「本当に美味しいわ」


 皆も絶賛のスープでその場も盛り上がった、その後食事もひと段落し、皆も落ち着いたのかTV等見ながらノンアルのシャンパンを飲み談笑していると


「え〜、皆に話が有るので聞いてくれるかな?」


 突然晴彦さんが皆の注目を集める、なんだなんだ?


「え〜っと、そのね」


「もう、しっかりして下さい!」


 2人がアイコンタクトを交わし頷いた後、2人から爆弾発言が飛び出す


「「私達、婚約しました!」」


 美和子さんが婚約指輪を付けてる手を掲げる


「ブーーー!! ゲホゲホゲホ?!」


「わーー、兄貴しっかりーー!」


 衝撃の余りシャンパンを吹き出し、気管に入って詰まらせて危うくあの世に逝きかけた


「ゴホゴホって、いったいどういう事じゃ〜」


「いや付き合って半年も過ぎてね、2人で話し合っていたんだが、なあ美和子」


「さんを付けろよ、デコ助ヤロ〜!」


「もう大輔君ったら、ヤキモチ妬いちゃって」


 いやヤキモチと言うか、この、なあ? 俺が混乱する中、周囲は大盛り上がりだ


「キャーー! 美和子さんおめでとう〜」


「やったな大輔、これで俺等は本当の兄弟だ!」


 山名兄妹は大喜び、小次郎も


「誠司兄と永遠が兄妹になるなら悪くないよな?」


 くそ、味方がいねえ! 俺がどうやって反対意見を述べるか考えてると


「それと……なあ?」「もう、貴方ったら!」


 急に2人がモジモジし出す、なんだこれイチャイチャしてんじゃねーよ


「そのね、大輔君……来年、私、新しいママになる予定なの!」


「?!」


 脳が混乱して何言ってるかわからん俺に対して


「キャーーーー! ねえ弟なの? 妹なの?」


「お〜、おめでとう2人とも!」


「おめでとう?」


「だからね、大輔君、来年はお兄ちゃんとして……大輔君?」


「兄貴? き、気を失ってる? うわ〜兄貴〜」


「大輔〜、しっかりしろ〜!」


 こうして前日の天国から地獄に叩き落とされた俺であった。


お読み頂きありがとうございます、皆さんの閲覧励みになっております


 後もしよろしければいつでも結構ですのでブックマークの登録や↓欄の☆☆☆☆☆にご評価して下さると大変嬉しいです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ