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未来知識で逆行した現代でスローライフを目指す  作者: Edf
第二部 第3章 夏の思い出
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第23話 風間本家本邸へ

「わりぃ姉貴、勘当されちゃった!」


「「「ぶーーー!!」」」


 はい、あれから数日が過ぎ帰ってきた由佳さんからいきなり衝撃的な一言が


「ちょ、由佳一体どう言うこ」


【ジリリリリン! ジリリリリン!】


「多分泰子姉だと思う、電話で聞いてみたら?」


 美和子さんが何か言おうとしたが、諦め電話に出る事に


「はい、もしもし風間ですが?」


「……泰子姉さん、落ち着いて一体どう言う事なの?」


「……それは私も聞いたけど、え、今からは無理よ!、そんな、待って今週の日曜なら、……ハイ、わかりました」


 カチャン!


「由佳! ここに来て説明なさい!」


 それから由佳さんの詳しい説明を聞くところによると、康二兄と結婚する事を説明した際に、話が徐々に揉めていく中で、どうも泰子さんに婚前交渉の諸々があっさりバレた様で、泰子さんが激怒、話し合ってる最中今度は由佳さんもキレてしまい話は決裂、売り言葉に買い言葉で勘当って話になったらしい


「まったく、貴方も貴方なら、泰子姉も泰子姉よ! 康二さんは一体どうしたの」


「悪いが、美和子姉、今回の件で康二に粉はかけさせねえ、康二は至極真っ当に挨拶したんだ、康二に迷惑かけるくらいなら勘当すればいいさ」


 まったくどっちもどっちって奴だな、泰子さんは旧名家の一族としての家のしきたりとプライドから、由佳さんも康二さんの為だ、一歩も引かないだろうし


「はぁ、とりあえず日曜に本家に行くわ、大輔君と小次郎君も一緒にいって久しぶりに挨拶しなさい、由佳、貴女も一緒に行くわよ」


「悪いけど、今回ばかりは美和子姉の命令でも聞かないね、向こうが発言を謝らない限り勘当で結構だよ」


 は〜、よっぽどとんでもない事言われたんだろうな、美和子さんも頭を抱えてる


「美和子さん、とりあえず今回は俺達だけで行こう、双方頭を冷やす期間も必要だろうし、どうせ再度合わせても話にならないよ」


「仕方ないわね、由佳後で詳しい説明を聞かせて貰うわよ!」


 こうして俺達は日曜に山◯県の本家へ行く事になった



 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


「相変わらず広い屋敷だね〜」


「なあ、旧名家って言っても凄いよな〜」


 俺と小次郎が久々の本家本邸の広さに呆れてると


「お久しぶりね、大輔君、小次郎君!」


「お久しぶりです、泰子さん」


「泰子叔母さん、久しぶり!」


 小次郎の叔母さん呼びに軽く目を剥いたが、この人こそ風間三姉妹、長女、風間泰子さんその人である



 ……小次郎にはレディへの対応を教えないといかんな


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