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【完結】エレベーターに乗ったら異世界に来てしまった件 ~大切な幼馴染を追いかけて異世界に来た天才少年は聖女しか使えないハズの治癒魔法の才能を開花させる~  作者: ゆに
第3章 エレベーターに乗ったら異世界に来てもふもふ姫に好かれてしまった件

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第69話 魔王軍 VS 獣人の国クロヴィス⑥【未央side】


~獣人の国 クロヴィス城 城内~


 クロヴィスの王子レオンハルトとクロードがスターリン-キルと戦闘を行う。

 

 その一方クロヴィス城内では、六魔将のモレクとエレナが国王の待つ、玉座の間へと歩を進めていた。


 玉座の間に向かう最中数多くの兵士が襲い掛かってきたがそれらを全てモレクは一掃する。

 

 勿論、未央の命令通り殺してはいないが、その全てを悉く戦闘不能にしていった。


 「こっちの方から強者のオーラを感じる・・・。」

 

 モレクにはそう言った他者のオーラの色を見ることができる。

 

 その者が今現状どの程度の強さなのか、そして過去にどういったことをしてきたのか、これからどうするのか、はっきりとしたものではないが、未来予知的なことができたのだった。

 

 その能力によって、国王の居場所を特定していた。

 

 「雑魚が多すぎるのが難点ね~★」

 

 エレナは、余りにも多い、クロヴィス兵を目にしては倒し、目にしては倒しを繰り返しによって嫌気が刺していた。

 

 「もっと強い人はいないのかしら~★」

 

 「もうすぐで、国王の所に着くぞ!」

 

 モレクはエレナにそう告げた。

 

 モレクとエレナの前に大きな扉が見えてきた。

 

 大きさで言ったら魔王城の魔王の間の扉の大きさには敵わないが、ここが玉座の間であることはモレクとエレナには分かっていた。 

 

 その扉の前には、フルプレートで覆われた一人の屈強な男が立っていた。

 

 「見た目はオオカミってところかしら?本来の姿に戻ったときのリカントに似ているみたい★」

 「貴様らが六魔将か?」

 

 そう男は尋ねた。

 

 「ええ、そうよ~★」

 「私は六魔将のエレナで、こっちの不愛想なのがモレク!よろしくね★」

 

 エレナはその男に微笑みながら、自分たちを紹介した。

 

 「サキュバスの女王エレナか―――」

 「噂通りの美女だな」

 

 「ふふふ!嬉しいわ男の人にそう言って貰えるのは★」

 

 エレナは本心からその誉め言葉に喜ぶ。

 

 「エレナよ!褒められたからと言って、未央様の命令を無視するではないぞ」

 

 モレクはエレナに対して釘を刺す。

 

 「分かっているわよ~★」

 

 「貴公のお相手はこの私、六魔将モレクが致そう。」

 

 モレクは相手に精一杯の礼を尽くすように一礼をした。

 

 「これは驚いた。まさか悪魔の中にも戦いに対して相手を敬う気持ちを持っている者もいたとは...」

 

 「私は、クロヴィス王国最強のジェネラル、狼のトーマ!!」

 

 クロヴィス最強の戦士トーマはモレクの礼儀に対して礼儀をもって返す。

 

 トーマは、リカントと同じ村の出身であり、今回の戦いにおいて、リカントの出現を最も警戒していた。

 

 だが、そのリカントは見えないことに若干の安堵を覚える。

 

 勿論、目の前のモレクとエレナも圧倒的な強者であることは変わりないのだが―――

 

 リカントが出張ってきたら国そのものが地図上からなくなる危険さえある。

 

 それをトーマは恐れていたのである。

 

 トーマは今自分の目の前に存在する男が武人として絶対の自信を持っている男なら或いはと思い、ある提案をモレクにした。

 

 「モレク殿!提案でありますが、私と一対一を行いませんか?」

 

 「それは何の為だ?」

 モレクは聞き返す。

 

 「正直なところ魔王軍の強さは我が国を上回る、数時間前からの市街での戦闘の状況は私の耳にも入っている。」

 

 「これ以上多くの我が国の兵士、民に傷ついてほしくない。」

 

 「それで?」

 

 「私と一対一をしてもし私が勝てたら、この戦から全軍を引いて頂きたい。」

 

 トーマはモレクに対して戦争終了の提案をした。

 

 モレクが自分の力に絶対の自信があるならばこの提案に乗る筈と思っていたのである。

 

 「それを提案を呑むことによって私に何のメリットがある?」

 

 「この戦争の即時終結、これ以上民を傷つけないこと。」

 「そして、貴方方は新しい魔王からある命令が下っているらしいではないですか―――」

 「誰も殺すなと・・・」

 

 「もし私があなたとの戦いに敗れたら、王を守れなかった私は自害します。そうしたらモレク殿としても困るのでは?」

 トーマは自分の命を条件の材料として提示したのである。

 

 「ふむ、そう来たか・・・。」

 

 「ならばその勝負を呑んで、私が勝ったらトーマ殿は自害しないでいただけるということかな?」

 

 「ええ、約束しましょう。」

 

 トーマの額から一筋の汗が流れる。

 

 モレクは、自分の強さに絶対の自信を持っており、この国の最強の男程度なら負けないと思っていた。

 

 「分かりました。では貴方と一対一を行いましょう。」

 

 こうして、クロヴィス王国最強の戦士トーマと六魔将モレクの戦いが開始した。

 

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