夏の収穫とコロッケ
この作品は内藤騎之介氏の『異世界のんびり農家』に出てくる
ザブトンの子供と呼ばれる 1匹の蜘蛛のお話です
この作品を読む前に『異世界のんびり農家』を読む事をお勧めします。
より一層楽しめると思います
その場は後にした。
今日のところは、ガルガルド学園の北の森にて就寝しよう。
転移魔法を構築して潜る。
あー、やっぱり前回の転移魔法の残滓が影響してるみたい。
同じ広場に出た。
100%残滓が影響じゃないだろうけど、結構大きな部分を占めてるように思える。
問題はいつまで残滓が有るかだな。
その辺実験してみないと。
実験して解ったら、始祖さんと答えあわせだ。
何しろ始祖さん時たま、記憶をリセットしているらしいけど
そう言う重要なことは覚えてる確率高いと思うし。
まぁ、実験してレポートに纏められる様になったら大樹の村で
始祖さんを待とう。
この話はとりあえずココまで。
近くの木の上に登って就寝する。
お休みなさい。
翌朝、じゃがいも料理をしていると甥っ子達がぞろぞろとやって来た。
あうー。皆に分けるほど残ってないよ。
そうジェスチャーで言うと約半分の甥っ子達はあきらめた様に
この場を去った。
問題は、残った約半分の甥っ子たちだ。
何が何でもじゃがいも料理を食べたいと言う甥っ子達だw
とりあえず、自分の分は食べておいて、居残った甥っ子達と
ジェスチャーで会話する。
向こうの言い分。 『自分達、この間のポテトチップは食べられたけど』
『ポテトチップが、ほぼ始めてのじゃがいも料理なんです!!』
自分『おう。それはそれは。』『じゃ、もっと食べたいんだね』
甥っ子代表『はい。』
自分『なら、大樹の村に行く?』
代表『はい。お願いします』
自分『なら、フォーオの許可を取ってきなさい』
代表『むうう。いってきます』
自分『いてら~』
をふw ちょっと時間稼ぎ出来たかな?
でも、残りの甥っ子達に見張られている。
この場で転移魔法を使う分けには行かないな。
うむむむ~ 転移魔法を工程短縮で構築できるようにならないと
この場を脱出できないな。
だって、居残った甥っ子約五十匹居るんだもんw
ここは、フォーオが止めてくれるのを期待しよう。
しばらくして代表が戻ってきた。
フォーオはなんと言ってた?
『全員は止めておきなさい。』
『アーク君自分と同世代のデーモンスパイダーだけど』
『転移魔法が使える貴重な存在だよ』
その様に言ってくれたみたいだ。
フォーオによると二十m級のデーモンスパイダーならほぼ全員
転移魔法が使えられるらしい。
ちなみにフォーオは次の脱皮で使える可能性が高いらしい。
それが何時になるかは解らないけどネ。
だが、自分のサイズ。畳半畳サイズ(約90cm四方なサイズ)
で転移魔法が使えるのは稀なんだそうだ。
あ”- (*゜.゜)ゞポリポリ
自分転移魔法が便利だと思って始祖さんに師事して覚えたんだケドナーw
まぁそんな話、相手にとってドーデも良い話だしなー
なので、フォーオは食いついている甥っ子達に(フォーオからしたら自分の子)
おじさんに無理をさせてはいけないと言って、説き伏せたようだ。
ゑ?自分そんなに年寄り??
そんな自覚無いんだけどw
でも、まぁこんなに甥っ子達が居たらあながち間違いでは無いのだろう。
なんか、気分が沈む。
自分 チョンガーだしw。しゃー無いやんw
この話もこの辺で。
切り替え切り替えw
なら選抜してもらおう。
代表に選抜して十匹を大樹の村へ連れて行くと、言う
あーあ こんなんなっちゃったww
しばらく待っていると選抜が終わったようだ。
代表の甥っ子は辛うじて残ったみたいだw
ゑ?お前さん実は弱い??
代表は恥ずかしそうにしている。
あー、ドマイ。自分も大樹の村の武道会だと雑魚だよ
そう言って慰めた。
ちなみに代表の大きさは三十センチぐらいだ。 あーA4サイズかな?
じゃあ何で 代表に?
ふむ。皆の意見を取りまとめるのがうまいとな?
ほむ。それ、重要なスキルだから。
代表を元気付ける。
『君は、次、脱皮したら自分と同じアークデーモンスパイダーとか』
『カーズスパイダーエリートや、イモータルスパイダースペシャル』
『に成る可能性大だよ』
そう言って慰めた。
と、同時に『アークデーモンスパイダーに成ったら』
『その次に成るまで時間が掛かるよ とも言っておいた』
なにしろ自分まだ次に成りそうに無いしナーw
甥っ子代表を含めて十匹を連れて大樹の村へ転移する。
今回出たのは村のダンジョンの出入り口のすぐ横だった。
全員が出た頃、アラコが姿を現した、
うっほw やっぱり転移魔法感知してるよね??
こーなったら 直接アラコに聞こう。
『アラコ』『転移魔法を感知できるの?』
『うむ。出来る』
『うへw』『じゃあ、始祖さんとか来たとき解るの??』
『はい。村から遠くに出られたら無理だけど』『村長宅の近くに出たら』
『解るよ』
『おふ。それはすごい』『あー、ちなみにグッチさんが来ても解る?』
『うむ。解るよ』
『ををう。やっぱりグッチさん転移魔法の使い手だったんだ』
納得納得。だよなー。
でないと村でクダを撒いてるドライムさんを次の日の朝に迎えに来れないよね。
これは、村に転移魔法関連で来る人たちはアラコに任せておけば
管理できるね。
そう感心し、アラコに、素直に感心していることを伝えた。
こちらが素直に伝えた為なのかアラコも素直に喜んだ。
さて、甥っ子達を皆に引き合わせないと。
転移するより歩いていった方が良いか。
ココからなら葡萄畑を縦断するしな。
前、フォーオの子供達を連れてきた時と同じだな。
葡萄畑で作業をしている弟妹達と挨拶。
『また、フォーオの子供達だよ』
そうジェスチャーで話す。
弟妹達も、『うむ。歓迎』とジェスチャーで甥っ子達に話している。
とりあえず、ホーム作業場の果樹園に連れて行った。
そこで、作業をする弟妹達も『歓迎』とジェスチャーで話す。
対して甥っ子達も『お世話になります』とジェスチャーで返答していた。
OK顔合わせはこれで大丈夫だな。
これから夏真っ盛りなのでこの助っ人は有る意味嬉しい。
夏の収穫時期が来た。
助っ人の分の増員が効いて予定より早く収穫が終わった。
さぁ、他の場所の収穫も手伝いに行くよ。
多分収穫が大変だと思われる酒用葡萄畑へ助っ人に行く。
ノシ 収穫を手伝いに来たよ。そうジェスチャーで伝える。
何を手伝うと良い?
おう、葡萄を運ぶんだな。
OKOK 連れてきた果樹園組+甥っ子たちで葡萄を運んだ。
ドワーフさん達が居る酒蔵へ持って行く。
今回はクロッスさんと珍しくヤーさんが葡萄を受け取った。
受け取った葡萄はラミア族の人たちが次々と皮を剥いて、種を取り
ワイン用の樽へ入れていく。
二日で酒用葡萄畑南側の収穫は終わった。
なので南側の兄弟達を含めて北側へ助っ人に行く。
北側は約1/3終わっていた。
ノシ助っ人に来たよ。
北側の指揮をしている兄弟と挨拶。
半分は収穫に、残りの半分は運ぶ役を担った。
それそれそれw
南側より早く収穫が終わった。
OK後は、一から三村の収穫かな?一村から三村も村長が耕している分は
収穫時期なはず。
酒用葡萄畑班総勢約百匹で一村へ向かった。
時間を短縮する為、自分が転移魔法を使う。
約三十匹づつ三チームに分かれて転移する。
一回目だけは、自分が一村の責任者、ジャックさんと話す。
今回はジェスチャーじゃなく紙に書いて聞いた
『収穫の助っ人に来ました』『総勢約百匹です』
「ををう、ありがとう。」
「こちらの畑では元から居るクロさんの子供と、貴殿らの兄弟で何とか成っているよ」
そう言ってきた。
『では、ほぼ収穫は終わった?』
「あぁ。ほぼ終わった」
あらー。そうかー一村の畑は大樹の村の畑と比べたら小さいからな。
多分、村長もその辺考えて耕しているのだろう。
なら、二村、三村も同じようなんだろうな。
ふーむ。いきなり暇になったw
なので酒用葡萄班と果樹園班の皆に集まってもらって相談する。
このままだと四村が少し手が足らない程度で一~三村は収穫終えてるはず。
どうする?
果樹園班の弟がジェスチャーで発言した。
四村に助っ人に行くのは有りですか?
うむ。有り。だが、あそこは常春な環境なので多少遅れてもなんの問題も無い。
それに、デリケートな香辛料が主な収穫物なので自分達が行くと
かえって迷惑になるかもしれない。
また、別の一匹が尋ねてきた。
なら、大樹の村でじゃがいも掘りをしましょう。
ををう。それは盲点だった。
なら、善は急げダ。
ジャックさんに大樹の村へ帰る事を伝え、転移魔法を構築する。
なんだか、気合が入ったみたいだ。一回の転移魔法で全員転移出来たw
出てきた場所は村のため池の所だった。
池の水面からポンドタートルが顔を覗かせている。
さて、じゃがいも畑へ急ぐぞ。
皆で急いで向かった。
前回の収穫後じゃがいも畑の面積を増やすよう村長にお願いしてるから
まだ、全部収穫は終わっていないはず。
デーモンスパイダー用じゃがいも畑に着いたら、収穫はほぼ終わりだった
あぁ。遅かったorz。
じゃがいも畑班の弟妹に聞くとほぼ終わったとの事。
あうあう~。まぁ仕方が無いか。
変にくさるより、前向きに行こう。
じゃがいも畑班の弟妹にじゃがいもを分けてもらえるよう伝える。
都合5kg分けてもらえた。
集まっている弟妹達にじゃがいも料理何食べさせよう。
うーむ。
しばらく考える。
ここは、オーソドックスにコロッケかな。
この時間なら村の食堂の台所が借りれるかな?
昔、文官娘集達が食堂を作ってって希望した所だ。
今集まっている皆で向かう。
着いたら、自分が交渉に行く。
ノシ『すみません。台所をお借りできませんか?』
「はい?」悪魔族の一人が返事をしてくれた
『収穫した、じゃがいもを弟妹達と食べたいのですが』
『台所が空いていたら貸してもらえませんか?』
「はい、少し待っててください」「今昼の食事の後かたずけ中なので」
『分かりました。しばらく待ちます』
入り口で待ってる弟妹達に、その旨を伝えた。
10分ぐらい待っただろうか 悪魔族のメイドさん達が使用OKと言ってくれた
さーて、ならコロッケを作ろう。
まず、じゃがいもの皮を剥く。
弟妹達も手伝ってくれた。
それを一度蒸かす。
鍋を取り出して其処へ少し水を張る。
竈に火を入れ沸いて来るのを待つ。
鍋の上に笊を敷き其処へじゃがいもを並べる。
なるだけ同じ大きさで並べる。
湯が沸いてきたのでもう一つの鍋をひっくり返して被せる。
多分十分程度で蒸かせるだろう。
その間にキラーラビットの肉を細切れにして炒める。
炒めた肉を皿に移しておく。そろそろじゃがいも蒸かせたかな?
竹串を通してみる。
うむ。すんなり貫通した。
OK蒸かされたじゃがいもを桶に入れ弟妹達に潰してもらう。
自分は引き続きじゃがいもを蒸かす。
潰し終わったじゃがいもに塩と胡椒を振り掛ける。
炒めたお肉も混ぜてと。
よくかき混ぜて、コロッケの形に整えていく。
弟妹達も見よう見真似で作っていく。
なんだか嬉しそうだ。
とりあえず二十個出来た。
メイドさんにお願いして卵、小麦粉、パン粉を準備してもらう。
手本を見せる。
まず、整ったコロッケを小麦粉に付ける。
付け過ぎたなら、はたいて小麦粉を落とす。
小麦粉を付け終わった。
次は卵に漬けて、パン粉に漬けた。
それを調理用バットに並べてと。
少し置いておくとなじんで、パン粉が剥がれにくくなる
したら、大きな鍋に油を入れて火に掛ける。
油の温度が適温になるまでに揚げたコロッケを入れて油を切る
バットを用意する。一村製の竹製の網だ。
引き続きじゃがいもを蒸かしている。
蒸かし終わったじゃがいもは、弟妹達が潰している。
我も我もと、にぎやかだw
あー、皆機会が有ったら料理が作りたかったんだね。
そろそろ適温かな?パン粉を落としてみる。
シュワーといってすぐ上がってきた。
OKOK適温。
では、コロッケを一個ずつ入れていく。
大きな鍋なので十個入った。
リュックから穴開きおたまを取り出して、ひっくり返す。
OKそろそろだな。
次々と揚げていく。油を切ったコロッケを皿に盛り付けて
弟妹達に配る。一匹あたり二個あげられる。
分けてもらったじゃがいも全部コロッケになったw
じゃがいもを入れた皿を抱えて銘銘好きな場所へ行って
食べてる。
自分の分は最後の二個だ。
それを揚げ終えて火を落とす。
まだ熱いのでしばらくこのままだな。
他の使った調理器具や皿を洗って片付けた。
今回ちょーしに乗って4k文字overです。
自分的にバッケンレコードですw なにしろ何時もの約倍の文字数です。
じわじわと増えるお気に入り登録が励みになってます。
700overでもう少しで800になります
登録してくれた皆様ありがとうございます。




