なめして出来た革でグローブの試作品を作ってみる
この作品は内藤騎之介氏の『異世界のんびり農家』に出てくる
ザブトンの子供と呼ばれる 1匹の蜘蛛のお話です
この作品を読む前に『異世界のんびり農家』を読む事をお勧めします。
より一層楽しめると思います
あれから三日たった。
そろそろなめしも終わる頃かな?
日が暮れてから少しした時間に大樹の村のダンジョンの入り口で待っていた。
ヨウコさんが戻ってきた。
ノシ『ヨウコさん 皮なめしの連絡は来ましたか?』
「おう アーク君。こんばんは」
『こんばんは。で、どうです?』
「うーむ。まだ来ない。」
『ふむ。まだですか。』
「明日、どの位掛かるか聞いてきてあげよう」
『お願いします』
ヨウコさんとは、別れた。
ここは、ザブトン母さんにお願いしようかな。
母さんなら色々な皮をなめして持ってるだろうし。
まぁ、明日ヨウコさんからの報告の後でも良いか。
時は過ぎて翌日夕方。日も暮れてしばらく経った頃ヨウコさんは
村のダンジョンから出てきた。
『お帰りなさい ヨウコさん、皮はいつ頃出来ますか??』
「おう、ただいま。」「うーむ。アーク君悪い知らせだ。」
「ラビットフットの皮、なめしが終わり引き渡せるのは来月になるそうだ。」
『ゑ?・・? ゑ?、そんなに掛かるんですか??』
「あぁ 掛かるそうだ。」
『うっはw これはたまらん』
「まぁ まじめに作業をやっていたから そのくらい掛かるのが普通なのかもしれん」
『はう。そーなんですね。』『では、ザブトン母さんに頼んで来ます』
「おう。そうだな。」
『あー、でも引き続き皮なめしをお願いしますと』
『ヨウコさんの都合が付いた時にでも』『言付けして置いてください』
「うむ。解った。すぐには伝えられないが、成るだけ早いうちに言付けよう。」
『お願いします』
あー弱ったな。どーしよう。
そー悩んでいるうちに春のお祭りになった。
村ではウルザちゃんとナートちゃんが貴族学園に行くかどうかで、話し合いがされていた。
結果どちらも貴族学園には行かないそうだ。
なら、そろそろ村の仕事をする年齢なはずだな。
村長に聞いたら、ウルザちゃんはエルフ達と一緒に狩をするそうだ。
また、ナートちゃんは獣人族のリーダーと一緒に獣人族が主にやっている仕事をするそうだ。
おう。皆大きくなったな。
少し日にちが経った頃 ワイバーン便でマイケルさんから連絡が来た。
”集まった皮を五村に送りますが希望はありますか?”
そんな内容だった。
次、ココからシャシャートへ行くワイバーン便で手紙を届けてもらった。
内容は
五村の”ゲイルスハイドゥ”へ送ってください。
引き続き皮を集めてください。
と言う感じだ。後、近いうちに追加資金を持って行くとも書いておいた。
起きてきたザブトン母さんと挨拶。
何時ものようにジェスチャーで挨拶。
後、なめした皮を貰える様お願いした。
返事は、OKすぐ持ってくるって。
一時間程度待っただろうか。
色々な、なめし済みの皮 すなわち革を持って降りてきた。
をうをう。色んな革が有るな。
ザブトン母さんにジェスチャーで話す。
『かくかく。しかじか』
『了解 そのミットとやらを作るのね』
そうジェスチャーで返事が来る。
『はい。 形は自分が覚えていますので』
『見本を、とりあえず作ります。』
『解ったわ。』と返事を貰う。
とりあえず、キラーラビットの皮を猛虎魔王軍の人たちの手の大きさに切ってゆく。
モニターでしか見ていないが、大きなずれは、無いはずだ。
皮を大き目の手袋なサイズに切って、ウォーベアの皮で作った皮ひもで編んでゆく。
皮ひもを通す為に穴を開けるが、これはガットさんに千枚通しを作ってもらった。
ちなみにこのウォーベアは自分が狩ってその皮を剥いだのをザブトン母さんに渡した物だ。
さすがザブトン母さんだ。きっちりと、なめしてあるな。
これ・・。皮のなめし方ザブトン母さんに習おうかな。
むうう。習う事ばかりだなw
グローブ内に入れるクッション材が無いな。
まぁとりあえずは村長たちが使っている布団用の草を入れてみた。
とりあえず一つ出来た。
ザブトン母さんにジェスチャーで ”使用感を聞いてきます。”
そう言ってこの場を後にした。
でも、どーしよう。
あっ、そだ。村長に試してもらおう。
村長は、この村で野球に関して一番知っているハズだし。
村長の所へ持って行って感想を貰おう。
さて、村長は何処かな??
村長宅で鬼人族メイドさんに現在の村長の居場所を聞く。
なんだかんだで、村長の所在の事に関して、鬼人族メイドさんが一番詳しい。
ひょっとしてストーカー?? むうう無いなw。
あくまでも仕事上であろう。
「ええ、今だと蜂用の果樹園でしょう」
『ありがとうございます』
鬼人族メイドさんにお礼を言ってこの場を後にした。
いそいそ 村長宅から果樹園へ向かう。
第二左右足で『村長』と書いて振り、右第一足を振っている。
村長は気が付いた。
「おや、アーク君 どうしたんだい?」
「後、今までの色々なレポートありがとう。」
「次の機会に 褒章メダル一枚以上渡すからね」
『あう、ありがとうございます』『それより 野球用のグローブを』
『作ってみました』『使用感を教えてください』
「ふむ。了解 ただし、この果樹園の見回りが終えてからね。」
『解りました。 それでお願いします。』
村長は、蜂の希望を弟妹から聞きながら果樹園を整備していく。
むうう。さすが村長。整備がパナイっす。
果樹園を整備した後、約束通りグローブのテストをしてくれた。
「うむ。これでほぼOKだと思うよ。」
「後は、使う人の好みじゃないかな。」
『ふむ。解りました。』
『今、皮の収集をマイケルさんに、皮のなめしを五村の工場に』
『頼んでます。』
『皮をなめして革となったら、自分が野球用グローブ』
『とミットを作ります』
「ほむ。がんばってね」
『はい、解りました』『で、出来たグローブおよびミットを』
『村長にテストして頂きたいのですが』
「うむ。OK 大丈夫、まーかせてw」
『よろしくお願いします』
OK コレでテスターは準備できた。
後は、グローブおよびミットを作ってからだな。




