表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
とある蜘蛛の冒険(仮)  作者: rvf3000
64/100

セレスさんと一緒その二

 この作品は内藤騎之介氏の『異世界のんびり農家』に出てくる

ザブトンの子供と呼ばれる 1匹の蜘蛛のお話です

この作品を読む前に『異世界のんびり農家』を読む事をお勧めします。


より一層楽しめると思います


 セレスさんはカレーを食べ終えて外に出てきた。

認識阻害魔法を掛け直して屋根から下りた。

『お美味しかったですか?』

「ええ、村で食べるのとほぼ変わらないぐらいでした」

『ほほう。マルーラ、ガンバッテますね』

「はい。そう思います」


そだ。『もっと広く海の見える所へ行きますか?』

まだまだ日暮れには十分時間がある。


「そうですね。さっき見たよりも広く見えるなら、お願いします」

『了解』『人気(ひとけ)の無い所で転移魔法を使います』


一人と一匹はビッグルーフ・シャシャートを後にした。

しばらく歩いて人が少なくなった所で転移魔法を構築し潜った

そのままセレスさんも付いて来る。


ゲートを抜けた先は旧エルフ帝国の島だ。

山頂のお城と麓の中間ぐらいに出た。

『あそこ、上に見えているお城』

『あそこの天辺、展望台のようになってますよ』

「へえ。そうなんですか」

『再度、転移魔法でショートジャンプします』


転移魔法をもう一度構築し潜る。

今度は展望台に出た。

セレスさんもほぼ同時に出てきた。


「わあ ひろーい」「すごーい」

『そこに 望遠鏡も在りますよ』『それを覗いてみて』

「・・・・」「わああ! すごい!すごい!!」

セレスさんは望遠鏡を覗き興奮している。


『ここから 五村の西、少し距離が在るけど』

『海岸が見えますよ』

エルフ帝国が編入の原因になった、ヒイチロウ君の船が沈んだ場所を指示した。


「あそこが、五村から行ける海岸線ね」

結構日が暮れる頃までセレスさん望遠鏡を覗いていた。

肩をチョンチョンと突いているのに生返事だ。

やれやれ。

セレスさんを持ち上げて望遠鏡から放した。


そこで我に返ったみたいだ。

『そろそろ帰らないと』『日が暮れますよ』『また、次回来ましょう』

「はい」

セレスさんは、渋々うなずく。


『では転移魔法を構築します』『五村へ一旦帰って』『そこから大樹の村へです』

「解りました お願いします」

まず、認識阻害魔法を掛けてと。転移魔法を構築して潜った。

セレスさんも後に続く。


五村教会の横の畑の所に出た。

「今日は大変有意義でした」「アーク君ありがとうね」

『はい。お疲れ様でした』

「また、連れて行ってくださいね」

『はい、了解』


セレスさんは一度教会へと戻った。

多分明日の仕事の打ち合わせをするのだろう。

今日一日、教会に居なかった埋め合わせをすると思われる。


自分は一応ヨウコさんに報告してこよう。

五村の村長屋敷に向かう。

認識阻害魔法のおかげで門衛の人は気が付かない。

そのまま屋敷内へ入って行く。


ヨウコさんの執務室へ向かった。

扉の前でノックをする。

「どうぞ」

まだ居るみたいだ。ドアを開けて中に入った。


『皮のなめしを頼んできました』

「うむ。それにしては時間が掛かったのう」

『あー、その後セレスさんをシャシャートへ連れて行ってました』

「ふむ。 まぁセレスも一応教会の責任者な立場なので行くのをダメとは言わないが」「できれば、その前に一報が欲しいな」


「我も、五村村長代理なのでな。」

「セレスが何処に居るか把握しておきたいからな」

『解りました。次回から先に連絡します』

「うむ。たのむぞ」


『これで、大樹の村へ帰ります?』

「あぁそうだな。セレスは今日一日居なかったんだから先に帰るか。」

「教会での報告や、明日の打ち合わせで少し遅くなる可能性が高いからな。」

『なるほど。』『では自分が待ってます』

『大樹の村に入ったら夜でもあまり危険は無いですが』

『護衛ということで』

「うむ。解った。では、先に帰るとしよう」

ヨウコさんは帰って行った。


自分はセレスさんを待つ。

程なくして、セレスさんが教会から戻ってきた。

「遅くなりました」

『お帰り』

「今日の報告を受けて、そして明日の打ち合わせをして来ました」

『あい。では大樹の村へ帰りましょう』

五村村長宅の地下の転移門へ向かう。

出入名簿に名前を書き転移門を潜る。


大樹の村のダンジョンではアラコが番をしていた。

ノシ お疲れ様 ジェスチャーで挨拶をする。

返事もジェスチャーだ。まだまだ人間の言葉を発するのはたどたどしい。

ま、そのうち流暢に話せるようになるよ。ジェスチャーで励ましておいた。


外に出たらすっかり暗い。セレスさんに

『ここから村長宅へ転移魔法で』『ショートジャンプします』

と言って転移魔法を構築する。だいぶ魔力も多くなったな。

日に何回も転移魔法を構築できるようになった。

でも、正直今日はこれで魔力も尽きたな。


村長宅の台所で何か食べる物を分けてもらって、それを食べよう。

鬼人族メイドさんに『何か食べる物を分けてください』

と、お願いする。


「はい、少しお待ちを。何か見繕ってきます」

そう言って台所へ向かった。

しばらくして、何か持って来てくれた。

『ありがとうざいます』

「こんな物ぐらいしかなかったです」「お気に召しますかどうか」

『いえいえ ありがとうございます』

持って来てくれたのはキラーラビットの腿肉(ももにく)のしょうが焼きだった。


をふ コレはこれで美味しい。 なかなかやるな。

自分も久しく料理の修行をしていないな。

暖かくなったら料理の修業もしよう。


その前にグローブとミットを作らなきゃ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ