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とある蜘蛛の冒険(仮)  作者: rvf3000
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五の街で、皮をなめす工場を探した

 この作品は内藤騎之介氏の『異世界のんびり農家』に出てくる

ザブトンの子供と呼ばれる 1匹の蜘蛛のお話です

この作品を読む前に『異世界のんびり農家』を読む事をお勧めします。


より一層楽しめると思います


 セレスさんの居る教会へと来た。

扉をノックし開ける。

『こんにちは』

「こんにちは どーされました?」

『あ”-、皮をなめすのを頼む事をセレスさんに』

『手伝ってもらおうかと』

「はー。解りました。でも、私、なめし工場の場所を知りませんよ」

『はい、そこはヨウコさんに聞いてきました』

ヨウコさんに聞いた場所を自分が紙に書いた。


まぁちょっとした地図だな。

なめし工場大きさが結構デカイので麓に作られていた。

『五村から降りる坂を麓まで下りて』

『外壁の内側を西に向かって歩いてしばらくです。』

『具体的には大樹の村のダンジョンまでの』

『ほぼ半分ぐらいの距離ですね』

「へーそうなんですか」

「なら歩いても一時間ぐらいで行けますね。」

『ふむ。そんな物でしょうね』

「では行きましょうか?」

『セレスさん朝のお勤めとか良いのですか?』

「ええ 一日ぐらいサボっても」

「自分の信仰心には少しも陰りは有りませんよ。」

『ほほう そんなもんなんですか』

「ええ そんなもんなのですw」


なんか煙に撒かれたような・・。

まっ、良いか。本人がOkって言ってるんだしw


皮とかは自分が背負って、セレスさんと一緒に歩いていく。

自分は認識阻害魔法が掛かっているのですれ違う人には

存在を認識されていないがセレスさんは五村の教会長なので皆から

挨拶を受けている。


それに対しセレスさんは笑顔で手を振り挨拶等をしている。

さすが聖女 抜かりはない。


お互いがお互いの事を質問とか、しながら歩いていると

割とすぐ麓まで来れた。


さて、ヨウコさんに聞いて作った地図だとココから西へ向かってしばらく

歩けばその工場に着くはず。

『こっちのようです』

自分が先に歩くとセレスさんは後を付いてくる。


ものの五分も歩いただろうか。

それらしき建物の前に来た。

『ここですかね』

「そうですね ちょっと聞いてみますね」

『了解』


「すみません」

セレスさんは工場の中へと声をかけた。

十五秒か二十秒ぐらいたっただろうか


奥の方から返事があった。

「はい、どちらさん?」

「五村の教会に勤めていますセレスと言う者です」

「・・・。」「をう 教会長!」「どうされました?」


「はい、皮をなめしていただこうかと」「この皮です」

返事が来る前に自分のリュックから取り出して渡しておいた。


「・・・。」「これは、ひょっとしてラビットフットの皮ですか?」

「ええ、そうです」

「これをなめすと?」

「はい、お願いしたいのですが」

「あぁ、大丈夫ですよ。なめせます」

「あぁ 良かった。今はこの一枚ですが、後々たくさんなめして頂きたいのですが」


「解りました。工場長と経理の人を呼んできます」

「その人達と話し合ってください。自分は経理の事はさっぱり解りませんので」

「その時に報酬等も話し合ってください」


「解りました。では工場長と経理の人を呼んで頂けますか?」

「はい。今から呼んできます」

応対をしてくれた男の従業員さんは事務所と思われる所へ行った。


10分ぐらいたっただろうか。工場長と思われる人と呼びに行ってくれた従業員の

人、後事務員さんらしい人が一緒にこちらへと来た。


「ようこそ 五の街のなめし屋”ゲイルスハイドゥ”へ」

工場長と思われる人がこちらへ向かって挨拶をする。

「自分はこの工場の工場長、”ゲイルス”です」

手を差し伸べてきた。

「私は五村教会長 セレスです。こちらこそよろしく」

セレスさんとゲイルス氏は握手をして挨拶をした。


「ここでは何ですからこちらの事務所へどうぞ」

ゲイルス氏は招いた。

セレスさんの後を付いて自分も事務所へ行った。

事務所の中は他に事務をしている人が二人居た計三人だな。


セレスさんに認識阻害魔法を解除する事を伝えた。

「まってください。その前にゲイルス氏に伝えますから」

『了解』


ゲイルス氏は経理の人に頼んで飲み物を出すようお願いしている。

「あー、後一人と言うか一匹まだ居ますので紹介します」

「怖がらなくとも、襲われる事は有りませんから」

セレスさんはどう説明して良いか悩みながら話している。


なので何を言ってるのか良く解らないような状態だった。

ゲイルス氏は「あー、よろしい。結構おっかない物が居るのですね?」

「でも、襲われる事は無いと。」

それに対しセレスさんはしどろもどろになりながら説明をしている。


「はい。こちらから攻撃しない限り襲って来ません」

「ただ、この子の持っているスキルで気絶すると思われます」


にわかには信じられないようで困惑顔をしている。

『あー、そろそろ認識阻害魔法解除するね』

「ゑ?ちょ、ちょっと早いです」

その言葉を遮るようにゲイルス氏は話した。

「あぁ良いですよ。自分コレでもココの工場長を任せられています」

「大抵の事には驚きませんよ」


何だか自信たっぷりであるw

セレスさんは半ばあきらめ顔でOKを出してきた。


自分は認識阻害魔法を解除する。

とたんにゲイルス氏、気絶した。他の事務員も同じように気絶した。


ほらー言わんこっちゃないw

それでも、ゲイルス氏は粗相まではしていない。さすがだ。

セレスさんは回復魔法を三人に掛けている。

掛け終わると割りとすぐに気が付いた。


気が付くと事務員さんはパニックになっていた。無理もないw

「びっくりさせないで下さい」ゲイルス氏はパニックを治めようとしている。

「ええ、すみません」セレスさんは恐縮そうな顔をして謝っている。


『自分、アークデーモン級デーモンスパイダー』

『のアークです よろしく』

とりあえず自己紹介をした。


「このように 意思は通じますので、よほどの事が無い限り襲われる事はありません」セレスさんは説明をしている。


『あー、自分が皮をなめして欲しいと』『セレスさんを通して要望を出しました』

『皮のなめし、お願いできますか?』


少し間を置いてゲイルス氏は「解りました。仕事は仕事です」

「対価を頂けるなら仕事として、お受けします」

そう答えてくれた。


『今シャシャートの街の冒険者ギルドへ皮を集めるクエストを』

『依頼しています』

『後ほど皮が送られて来るでしょう』


「ふーむ。」

ゲイルス氏は考えているようだ。

「予定では何枚ほど送られて来るのかね?」


『一応 牛の皮のサイズで二十枚ほどの予定です』

「分かった。皮の状態にもよるが一枚辺り大銅貨十枚で請け負おう」

事務員の人となにやら相談の後、そう回答した。


『ありがとうございます』

「うむ。さっそく取り掛かろう」

先ほどセレスさんが見せていた皮を持って作業場へ向かった。


『ではとりあえず手付金という事で銀貨一枚お渡しします』

最寄の机の上に銀貨一枚を置いた。


さすがにパニックからは立ち直った事務員さんだが、ビビリながら銀貨を取りに来た。

『よろしくお願いします』紙を掲げると、事務員さんは腰を抜かしそうになりながら頭を下げ銀貨を掴んで事務卓の方へ逃げるような感じで移動していく。


そこまで、ビビラ無くても良いのにw

変換間違いを修正しました。

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