大樹の村産山葵漬け
この作品は内藤騎之介氏の『異世界のんびり農家』に出てくる
ザブトンの子供と呼ばれる 1匹の蜘蛛のお話です
この作品を読む前に『異世界のんびり農家』を読む事をお勧めします。
より一層楽しめると思います
連れて来た甥っ子達がジェスチャーで話しているうちに
自分はとりあえず村長宅の食堂で鬼人族メイドさんに
じゃがいもの補給をお願いする。
いつものように五、六分待ったら籠に入れて持って来てくれた
今回は端境期なのも有るのか2kgぐらいだった。
さて、そういや村長と話をしていないな。
報告を含めて村長に話をしてこよう。
じゃがいもをリュックに入れて、お礼を言ってこの場を後にした。
あー、しまった村長今何処に居るのかな??
食堂に戻って聞いたほうが早いな。
とりあえず食堂に戻って、鬼人族メイドさんに聞いてみる。
「そうですね 今だと村長の部屋か工房じゃないかと」
再度お礼を言ってこの場を後にする。
村長の部屋に行ってみる。
ドアを右第一足でノックする
返事が無い。 唯の屍のようだ・・・。 冗談はオイトイテ
なら工房だな。
工房に移動する。
ノックをする。返事がない?あれ??
あっそか こっちは研究室か。間違えた。
隣をノックしなおす。
中から返事が有った。
ドアを開けて中に入る。
「おう アーク君 どーしたんだい?」
ガルガルド学園での話しとか、その北に有る森の自分の兄弟のフォレストガーディアンの話等レポートにまとめたのを村長の前に出す。
『今回のレポートです』
『まだ途中ですが 出来ている分だけでもと思いまして』
「ふむ ありがとう」
快く受け取ってくれる。
『何か 今までのことで質問とかありますか?』
「うむ そうだな質問じゃないし、村の皆に止められるだろうケド」
「ガルガルド学園を見学してみたいなw」
『うーん それは一度相談なされては?』
「そうだな」
『向こうにも準備とか必要になるでしょうし』
「そーなんだよな」
「一応 魔王からこの村、極秘扱いと言われているし」
「その辺も含めて相談だな。」
『あと 村長』
「なんだい?」
『山葵を少しいただけますか?』
「何に使うんだい」
『山葵の茎と 米から作った酒 日本酒でしたっけ?』
「そうだな 日本酒だな」
『それの搾りかすが欲しいです』
「あー、山葵漬けか」
『そうです』
「すでに有るよ」
『有るんですか?』
「うむ」
『山葵漬けに少し醤油をたらすと美味しいらしいです。』
「あぁ知ってる」
『では、マヨネーズを少し入れて合えるのは?』
「ゑ?それはやったこと無いな」
『マヨネーズで合えると 味がまろやかになります』
うーむこの辺前世の記憶かなー。
「ほう 今度やってみよう」
「で、山葵漬けを何に使うんだい?」
『食べられるか試してみようかと』
「ふむ 解った 用意しよう」
山葵漬けを貰い
転移魔法を使ってゴロウン商会の屋根の上に転移する。
さーてワイバーン便はそろそろ着いているだろーし
マイケルさんの執務室へ行ってみよう。
認識阻害魔法を掛けて執務室へ行く。
誰にも気づかれなかった。
認識阻害魔法を解除して 挨拶する
ノシ 『マイケルさん こんにちは』
「はい こんにちは」
『ワイバーン便届きました?』
「ええ 来てますよ」
『ふう 良かった』
『それでですね、 じゃがいもの補給をお願いしたいのですが』
「ああ 良いですよ」「いかほど?」
『そうですね 現在2kgぐらい有りますので』『2kgぐらいいただけますか?』
「はい 解りました」「では準備しますね」
『お願いします』
リュックから銀貨を2枚取り出す。
ものの五分もしただろうかマイケルさんが戻ってきた。
この辺使用人を使わずマイケルさん自ら行動を起こしている。
多分デーモンスパイダーの存在を従業員や使用人に知られたくないのだろう。
「では じゃがいも2kg ここに」
『はい ありがとうございます』『これ対価の銀貨2枚』
「確かに。」
『あーそうだ』
「何でしょう?」
『マイケルさん 山葵漬けって知ってますか?』
「いえ、それはどのような物なんでしょう?」
リュックから取り出し、マイケルさんの前に置く。
「ほほう これが山葵漬けですか」
『はいそうです』
マイケルさんは匂いを嗅いでる。
「なかなか 美味しそうな匂いですね」
『はい ほんの少し醤油をたらして食べると美味しいです』
まだ自分は食べてないけどナーw
「ほほう 頂いても?」
『少し 味見をするぐらいならOKです』
「では 頂戴します」
マイ箸なのだろうか? 懐から取り出して山葵漬けを食べている。
「ほほう なかなか 清涼な匂いが良いですね」
「後からツンと来るのも良いです」
「これは 酒が進みそうですな」
『そうですね。 日本酒とか暑い時には冷やしたビールの摘みに良いですよ』
自分も少し食べてみる
前世ほどではないが この蜘蛛の体でも十分美味しく感じられた。
でも、これは好き、嫌いがはっきりしそうだな。
マイケルさんは使用人を呼んで、日本酒を準備させている。
ゑ?昼間から飲むの?
「いえいえ 試飲程度ですよ」
「日本酒と合うか試してみて、その後、販売に対して考える予定です」
ほむ さすが商人 その辺は抜かりが無い。
「それに、マーロンが居るから少しぐらいw」
『あ”-』ポリポリ 頭を掻く。
中の人 山葵漬けにマヨネーズを試しましたよ。 うむ まろやかになるよ。
人柱になりました。自分は+BEERで試しでしたけど。




