鬼人族メイドさんのライバル心を刺激したみたいだ
この作品は内藤騎之介氏の『異世界のんびり農家』に出てくる
ザブトンの子供と呼ばれる 1匹の蜘蛛のお話です
この作品を読む前に『異世界のんびり農家』を読む事をお勧めします。
より一層楽しめると思います
目が覚めた あたりは薄暗い。
夜明け前かな? 寝たことである程度はリセットできたが、まだ少し引きずっている。
そのうち良くなるだろう。
あー、あの時のフラウレムさん怖かった。
文官娘衆が手伝っているとは言え、取引とか一手に引き受けているので苦労も絶えないのだろう。
そこへ来て予め用意されてたじゃがいもが足らない、とかなるとパニックになったのは想像に難しくない。
反省。
ちゃんと正規ルートで貰おう。
さーてそれではこれからどうしよう。
まだ夜は明けていない。
村長を起こさないよう気をつけてドアを開け閉めをし外へ出た。
それから食堂に行ってみた。まだ少し早いのか鬼人族メイドさん達も居ない。
スパイダーウォーク上には起きている弟妹達も居るが全体的には
まだ寝ているみたいだ。
日が昇ってくるころ鬼人族メイドさん達が集まってきた。
いつもの朝礼だ。
朝礼が終わった頃 アンさんの前に出る。
『おはようございます』
「はい おはようございます」
『じゃがいもの件すみませんでした』
「解って頂ければ良いんですよ」
『あい』 ノシ
許してもらえたようだ。
次は新しく建てられた村の食堂に行く
ここは主に文官娘衆の人達やハイエルフの人達が使用しているみたいだ。
フラウレムさんはまだ来ていないようだ。
それでもドライムさんの所から料理修行に来ている悪魔族の人たちは何かと忙しそうに動いている。
ほむ。 朝食の準備か。
文官娘衆の人達、ハイエルフの人達以外一部獣人族の人達も
ココで食事を取っている。
現在はハイエルフの人と獣人族の人、ダガさんが食事中だ。
大き目の皿に焼いた肉が切り分けられて乗っていた。
悪魔族の一人がクロさん達の所に持って行ったみたいだ。
他のインフェルノウルフの食事はどうなっているのだろう?
各自がめいめいで取ってるのかな?
まぁ 大樹の村の住人だけでも100人以上居るし、その人達の食事用の肉を解体していると内臓とか沢山出てるはずだし、そうゆうのを食べてるんだろうか?
後トマトが好きだったはずだな。トマトは配ってもらっているのかな?
それとも畑で直接?? まぁそれは無いか。
内臓の残りはエビ達が処分していると思うし。
そんな事を考えているとフラウレムさんが来た
「おはようございます」
フラウレムさんの前に出る。
『おはようございます』
「おはようございます」
『じゃがいもの件 すみませんでした』
「解ってくだされば良いのよ」
「でも次やりましたら 村長とザブトンさまに言いますからね」
『はい』恐縮する。
自分は食堂の屋根の上に登ってじゃがいもを食べた。
その後村長宅の台所を借りてコロッケを作った。
いつもの俵型コロッケだ。
二つ三つメイドさんにおすそ分け。
食べたメイドさん、何かライバル心を刺激したようだ。
負けない。とか何とか言って何か作りはじめた。
横で見ている。
玉葱とにんにくを薄く切ってバターを入れて炒めている。
そこに小麦粉を入れて炒めている。
それから牛乳を少しずつ混ぜながら火にかけてどろっと成るように混ぜている。
ゑ?牛乳を使うの??
自分の知らない料理だ。
トロトロになって来たので茹でたとうもろこしの粒を入れている。
バットに入れて冷却魔法でタネを冷やしている。この辺 魔法便利w
タネが十分冷えたら幾つかに分けて丸めている。
同じように俵型だ。
小麦粉を付けて溶き卵に漬けてパン粉を付けている
この辺はコロッケと同じだな。
大きな鍋になみなみと油を入れている。
自分が揚げたフライパンよりも大きい
油が熱くなってきたので次々と揚げていく。
シュワーと美味しそうな音がしている。
一個おすそ分けしてもらった。 うーむ牛乳が入る事によってクリーミーに成ってる
あー、これがクリームコロッケかー。 美味しい。
これは今日の昼はコロッケ定食?かな
自分が作ったコロッケの半分ほど箱に入れてもらった。
残りのコロッケは今日の昼に出してもらおう。
食堂の屋根から転移魔法で旧エルフ帝国島に転移した。
畑まで行って兄弟達を呼ぶ。
箱からコロッケを取り出して分ける。
皆で食べている。兄弟達 そろって美味しいよダンスをしたw
箱の中のコロッケ、自分が作った物以外にもクリームコロッケが入っていた。
クリームコロッケをもっととかジェスチャーで言ってくるが
『これ自分が作ったやつじゃないんだ』と紙に書く
あからさまにがっかりしたようだ。『ごめんよー』
『練習して作れるようになったら持ってくるから』
兄弟達今回は諦めてくれたようだ。




