魔王都へ
この作品は内藤騎之介氏の『異世界のんびり農家』に出てくる
ザブトンの子供と呼ばれる 1匹の蜘蛛のお話です
この作品を読む前に『異世界のんびり農家』を読む事をお勧めします。
より一層楽しめると思います
シムルートから魔王都へ
シムルートから魔王都へ向けて移動を開始する
しばらくは木々が街道の横に生えていたが1時間も移動をすると
木が少なくなり ゴツゴツとした岩ばかりになった
何か救助を求める声が頭の中でする。??
何処から聞こえてくるんだろう??
声のするほうへ行って見る。 今年旅立ったシャドウスパイダーの一匹が
食虫植物に引っかかってた。 あーこんな感じで淘汰されていくのね。
食虫植物の葉(ハエトリ草みたいな形)に挟まれている。
まだ挟まれて間もないのか足がジタバタしている。茎を切って助け出す。
ジェスチャーで感謝を伝えてきた。
大丈夫? なんとも無い? くれぐれも気を付けてね。ノシ
助けに来たのが自分しか居なかったのでテレパシーみたいなのが届かなくて
絶命するヤツが多いのだろう。
シャドウスパイダーと分かれた。街道に戻る。
うむむ 結構掛かるな。 日が暮れてきた。今日はこの辺で休もう。
背負い袋からじゃがいもを取り出して食べた。
翌日 日が明けてすぐ移動を開始した。
しばらく進むとでっかい鼠見たいなのが襲ってきた。
をう 気絶しないとはなかなか強いな。
でも蜘蛛の糸の前ではなすすべも無く簀巻きになった。
襲うって事は殺されても文句は言えまいw 返り討ちにした。
この辺では強い部類に成るんだろうがチョーシこいてたなw
神の御心のままにw 街道の道端にでも転がしておこう。
じゃがいもも有るし食料には困ってないからネ。
通りすがりの冒険者達が処理するだろう。こんな凶暴なの
冒険者ギルドから討伐等の懸賞が掛かってるハズ。
そのまま転がしておいて先を急ごう。
シャシャート五村間より距離が有るって言ってたし。
なかなか大変だが 歩いてゆく。今日も日が暮れてきた。
だいぶ内陸になったのだろう日が暮れたら冷えてきた。何か寒い。
岩と岩の隙間に入って寒さをしのぐ 日中の太陽熱を溜め込んでいるので
岩と岩の間だと結構暖かい。
翌朝シムルートを出て3日目、今日あたり魔王都に着くはず。
すでに廻りは岩場から森に変わっているし、しばらく進むと畑が増えてきた。
これは魔王都も近いのかな。
川の横を街道が通っている城門と外壁が見えてきたアレが多分魔王都の城門と外壁
だろう。城門から離れる形で外壁に沿って移動する 少し移動して外壁を登る。
外壁の上が通路になっていてそこを衛兵が見回っている。
登りきる前に認識阻害魔法を掛ける。
素早く外壁の内側へラペリングで降りる。なかなか大きな町ださすが王都だ。
外壁内の一番外側は商店街みたいだ 色々な商品が並べられている。
金物屋、食器等を扱っている店等いろんな店が在る。ある程度の間隔が開いて
同じような商品を扱う店が並んでいる。
こっちの感覚で言うと小別れしたホームセンター、食品を扱うスーパーの順に
並んでいるのをイメージすれば良いかも。
それが最外周の直径約20km有る円形と思ってください。
むはー魔王都の大きさ300㎢以上有るんだスゲー(名古屋市が約326㎢
福岡市が約340㎢)
外壁の内側の建物の屋根の上に行く ここから内壁も見える
その向こうにはお城が見える。あれが魔王城なのかな。
さすが魔王城でかいな
抜き打ち投稿w
ぬるぽが氏の指摘を参考に改行してみました。
だいぶ良くなったと自負しますがどんな感じでしょうか?