旅の軍資金
この作品は内藤騎之介氏の『異世界のんびり農家』に出てくる
ザブトンの子供と呼ばれる 1匹の蜘蛛のお話です
この作品を読む前に『異世界のんびり農家』を読む事をお勧めします。
より一層楽しめると思います
やっぱり 一度村長に報告しに戻ろう。
シャシャートの街から五村に向かう。
途中で幌付きの馬車が下を通り過ぎる。
糸を投げて幌の上にジャンプ。む?この馬車の馬 鈍感なのかな。
それとも気配慣れしてるのかな?
動じた様子は無い。 側面を伝って台車の下へ潜り込む。
したら 兄弟が一匹居たw それで気配慣れしてたのか
ジェスチャーで五村に帰るの?と聞く。
そだよ 久しぶりに大樹の村まで帰ろうかと だって。
ふむふむ なら報告書書くから持って行ってもらおう
シャシャートの様子や港の様子などを簡単に書いた。
兄弟に じゃがいも2つあげて1つ一緒に食べた。
この報告書を村長に とジェスチャーで会話し託した。
じゃ自分五村まででシャシャートの街へトンボ帰りかな。
まぁ片道1日掛かるから今日は五村で寝ようか。
馬車は五村まで行き乗客は、ここで降りた。
この停留所から五村村長宅までは割りと近い。なのでココから村長宅へ向かった。
この時間になるとヨウコさんも大樹の村へ返ったのか人気がしない。
五村村長宅の天井の方で寝る。 お休みなさい ノシ
翌朝 早々にシャシャートの街へ帰る。
馬車の荷台に隠れていたら良いので楽だ 五村に来る時と同じ馬車だ。
じゃ荷台に銀貨1枚を貼り付けておく。
釣りは要らないよ なんか男前 自分に酔ったww
道中暇だな。 布を織ろう幅約40cm 長さ3mぐらい織った。
背負い袋に入れておく。
その日の夕方、結構遅い時間にシャシャートに付いた。
馬車から降りる前に認識阻害魔法を掛けてゴロウン商会の建物に入る。
マイケルさんの執務室の天井裏に潜んで布を織る約11mぐらい織った。
いわゆる一反ものの布である。これをマイケルさんに売って
当面の資金にしよう。
朝マイケルさんが来る前に反物を持って降りてきた。ドアが開く音がする。
『おはようございます』
「おや 早いですねおはようございます」
『コレを買い取ってもらえませんか?』
「ほほう これはデーモンスパイダーの糸で作られた反物ですね」
「なかなかな金額に成りますかな?」「それでいかほど必要ですか?」
『まだまだ色々 見て回りたいので』『その軍資金ですね』
「ふむ すぐと言われれば銀貨100枚でしょうか」
『ふむ サイズから言ったら130枚以上ですよ』
「ですから 今の手持ち、そして細かいお金も必要なのでは?」
『ふーむ では30枚はそちらに預けておくと言う事で』
「分かりました 銀貨80枚と残り20枚分を小銭で」
『よろしくお願いします』
「で、これからどちらへ?」
『そうですね 魔王都に行くのはどーですかね』
「そうですね 港から西回りで王都の近くの港に行く便が有ったはずです」
『ならそれに乗って行きましょうか』『マイケルさん立会いお願いします』
「よろしいですよ。今やっている仕事、一区切りついたら案内しますよ」
『よろしくお願いします』
港へマイケルさんの馬車に乗って行く
先にマイケルさんが船便の事務所に行く
船長らしき人とマイケルさんが一緒に事務所から出てくる
認識阻害魔法を解除したまま馬車から出る 少し馬がビクッとしたがさすが
鉄の森を行く馬車を引く馬だほぼ動じない。
段々近づいていくと船長らしき人は少しビビッている様に見えた。
でもさすが船長気絶する所までは行かない。
『こんにちは』
「これがお客さんかい?」
「ええ そうです。このように会話が成立しますから、ご迷惑を掛ける事は無いかと思います」
『こうゆう事はダメだと先に教えていただければ』『そのようにします』
「ふーむ なるほど デーモンスパイダーがお客さんとか有り得ないと思ってたぜ」
『魔王都まで銀貨1枚で足りますか?』
「あぁ十分だおつりが出るぜ」
『ではいかほど?』
「そーだなー 大きさから言ったら大銅貨30枚って所かな」
『なら大銅貨30枚と10枚は船長さんに。』
「OK ではお客さん こちらへ」
『マイケルさん 行ってきます』
いよいよ シャシャート以外へ行きます。(まーた観光案内だろw)
後ぬるぽが氏の指摘を参考に改行してみました。
だいぶ良くなったと自負しますがどんな感じでしょうか?
G.P氏の指摘により wとorzを少なくしました。
指摘ありがとうございました
こっそり文章を追加
改訂版ですw(2019.01.25)