「好き」の気持ちが溢れだして・・・
時はあっという間に流れ
季節はそよ風が気持ちいい春になっていた。
「おはよー」
高校の登校道をのんびりと歩いていると
後ろから遊の元気な挨拶が聞こえ、振り返り挨拶を返した。
遊は小学校の時からの幼馴染みで些細な事でたまに喧嘩もするが
学校の昼休みに一緒にお弁当を食べるくらい仲良しだ。
「ねぇ遊?」
「ん?」
疑問に思い遊に聞いてみた。
「遊は好きな人とかいるの?」
と遊に聞くと遊は何も答えず、「先に行ってるな」といい
自転車に乗って先に学校に行ってしまった。
(まずい事でも聞いたちゃったかな?)
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(メール↓)
ごめん。
怒らせるつもりはなかったの。
ちょっと気になってつい聞いちゃったの。
by綾
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このまま喧嘩になるのもと思い遊に謝りのメールを入れた。
すると・・・・
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(メール↓)
怒ってないよ。
学校ついたらクラス来て。
by遊
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と遊からすぐメールの返信がきた。
私はそれに少しホッとした。
それから5分後・・・・・
学校につき自分の席のところに授業の準備だけ終わらせ
遊のクラスに行った。
遊のクラスつき、
(遊どこだろ?)と探していると・・・
「よっ!遅かったな。」
と後ろから遊が出てきた。
「わっ!ビックリしたー。」
「わりぃーな。」
後ろから出てきた遊に驚きながら喋ると
笑顔で謝られ
「ちょっ。そのまま来て。」
と腕を引っ張られ遊のクラスのところから
少し離れたところに移動した。
「何で移動したの?」
「いやー・・・俺のクラスの女子がさ・・・・」
不思議に思い何故移動したのか聞くと、
遊は苦笑いをしながら口を開き、
クラスの女子がとだけいい口が止まった。
「クラスの女子がどうしたの?」
と聞くと遊は
「俺とお前が付き合ってんじゃねーかって
凄い疑っててよ・・・」
苦笑いしたまま言った。
私は遊の口から聞いた言葉を聞き間違いだと思い
「はっ?笑」
と口を開き苦笑いをした。
すると遊は、
「だからー・・・・
俺とお前が付き合ってんじゃねーかって
俺のクラスの女子が疑ってんだよ。」
と丁寧に同じ説明をしてくれた。
私は頭の中で整理がつかずパンクし
とりあえずチャイムが鳴るまでいつもどうり遊と話をしてから
自分のクラスに戻り席についた。
一先ず落ち着くために深呼吸をした。
どうして遊のクラスの女子が私と遊が付き合ってんじゃないか
と誤解しているのか考えた。
結果・・・・・・
毎日のように一緒に登校して下校して
プラスで学校の中で一緒にお昼ご飯を食べたり
学校終わりの放課後どこか行く約束とかを良くしているから。
という考えにたどりつき
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(メール↓)
毎日一緒に登校して下校して
放課後も一緒に遊びに行ってたらクラスの女子も
誤解するよねー笑
by綾
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と遊にメールを送った。
すると
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(メール↓)
俺も今同じこと考えてたわ笑
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と遊からすぐ返信がきた。
私は授業中なことを忘れてその文章をみて
クスッと笑った。
少しの間そのメールをみていると
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(メール↓)
そう言えばこないだお前にされた質問だけど
お前のほうこそ好きな奴とかいねーの?
by遊
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と遊からメールが届き
遊からの質問返しを考えた。
(私は・・・・
昔から遊が好きなんだけどな・・・・)
と心の中で呟き遊へのメールの返信はしないで
メールを終わらした。
数分後・・・・
チャイムが鳴り午前の授業が終わった。
「学校終わったー!」
「綾ー。」
遊に捕まるまえに帰ろうと思っていたが
思っていたより早く遊につかまってしまった。
「遊。今日は帰りの準備が早いね。」
「あー。荷物ほとんどないから。」
「そういうことね。」
こういう時に限って荷物がほとんどなく帰りの
準備が早かった。
荷物をもち帰ろうとしたとき
「綾・・・。」
と優しく遊に呼ばれた。
「ん?どうしたの遊?」
振り返り遊の方を向くと遊は下を向いたまま
「後で話したいことがあるんだけど・・・」
と言った。
「いいけど・・・どうしたの?」
「いや、個人的な話なだけで大したことじゃないよ。」
遊のことが心配になり聞き返すと
遊はさっきとは全然違ういつもの
柔らかい雰囲気になり笑顔で私の問いかけに笑顔で答えた。
「そっか・・・なら良かった。」
それはそれで心配だったが笑顔で私も遊に返した。
ーーーーーーーーー帰り道ーーーーーーーーーー
「ねぇ遊?」
「ん?」
「帰る前に言ってた話って何?」
帰る直前に言われた遊の話が気になり自分から
遊に聞いてみた。
すると遊の足が止まり、後ろに振り返り私の方をみて
「俺は・・・・・」
と口を開き喋りだした。
「遊・・・?」
優しく名前を呼ぶと
「俺はお前が・・・
綾が・・・・」
遊はそういうとまた口が止まり黙ってしまった。
「遊?」
名前を呼ぶと遊はゆっくり口を開き言った。
「俺は・・・・
俺は他の誰でもない。綾が好きだ。」
私は驚きと嬉しさを隠せずにいた。
遊の口から聞いた言葉で頭の中が真っ白になり
自分で気がついたときには目から涙が溢れていた。
「ありがとう・・・・」
私は遊に告白の答えを言わなきゃいけない事は
分かっているのに何故か
私は遊に「ありがとう」という言葉だけをただ笑顔で
遊に言っていた。
言われている遊も何故か笑顔で
お互いに泣いてるのに気がついたのはそれからしばらく
してからだった。




