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【第6回】熊の襲撃は起こるべくして起こったのか?

※この作品には極端な言説が含まれています。一部の意見として受け止めてください。

それでは、私の負傷は『誰』の責任だったのでしょうか?


まず、私の不注意です。熊が出没してるのに一人で作業していたのです。


今年は、ナラ枯れ病・ブナ枯れ病の影響もあり、熊の餌になるドングリが少なかったのです。


そこまでわかっていても、私には防ぎようがありませんでした。


だって小屋すぐ近く、熊たちは5メートルほどの所で『米糠』に混じった『未熟粒』を漁っていたのです。


タヌキやアナグマ、ハトなどが漁っていたのは見ました。まさか熊が、という感覚です。


しかし、熊たちが戯れに山際の田んぼに入り、稲を倒しながら食んでいたことを、その時になって思い出すのです。


次に行政の無関心です。


彼らは、自己責任の名の元に『田舎』を『田舎』のままに扱います。


『田舎』が嫌なら『都会』に出て『首都の地主』に搾取されるのか?


その構造維持のために首都の領主は存在し、国もそれについて言及できない。


『郷里を愛する』……できるか、そんなこと!!


また、自然そのものの変化も問題です。


例えば、サギやイノシシ、ニホンジカは、私も父も見たことがありませんでした。おそらくは大震災の影響だと推測しています。


人の手が入らなくなった土地で動物たちの異常繁殖が起きて、溢れたものが北上してきてるのでは?


そして、それらは直接的ではないにせよ、熊の餌になり得ます。争わないとしても死体などの形で。


その本来なかったはずの御馳走で増えた熊が、ナラ枯れ病・ブナ枯れ病でドングリが少なくなって人里に降りてくるのです。


※追記:熊は、ドングリを巡ってイノシシやニホンジカと争っている、という意見もあるようです。イノシシやニホンジカに山の食べ物を食い尽くされ、熊は人の領域に降りてくる。熊にとってもイノシシやニホンジカとの戦いはリスキーみたいです。


※これは、ハブを駆除するためにマングースを入れたらヤンバルクイナを捕食したとか、太古の巨大ザメ・メガロドンはシャチに食べ物を奪われて絶滅したとか、そのような関係性を想起させました。


※ならば、熊だけの問題ではなく、イノシシやニホンジカを含めた野生動物の頭数管理や環境把握が必要なのかも知れません。


そして、一番大きい問題として『人間と熊との境界線の消失』が上げられます。


里山が失われ、熊が主要部まで降りてくるのです。


畳屋の倉庫に親子熊が侵入した事件。その場所は小学校を通り過ぎ、数百メートル先に幼稚園や保育園がある場所です。


また、スーパーに熊が立てこもった事件。その場所は臨海部であり、市街地を抜けないとたどり着けない場所です。土地勘はないのですが、小学校などもあったでしょう。


これらは明確な『人間の領域』を主張できてないことで起こります。次回に続きます。

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